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森林認証を取得!

大建工業(社長:澤木 良次)は、11月17日、DAIKENグループの床材製造工場(三重ダイケン久居工場、河芸工場)および関連事業部のマルチサイトで、エコ台板(植林木合板+寸法安定性・耐水性などを向上させた特殊MDF)を使用したフロアーのFSC−CoC認証を取得(認証書番号:SGS−COC−005439)し、森林認証マークのフロアーを供給できる体制になりました。


【森林認証制度について】
森林認証制度は、持続可能な森林の基準・指標に従って森林経営が行われていることを第三者機関が評価・認証する制度。FSC(森林管理協議会)とは、1993年に設立された非営利の国際会員制組織であり、FM認証(森林の管理認証)とCoC認証(加工・流通過程の管理認証)の2つのシステムで成り立っています。つまり、認証されている森林から消費者に届くまでの全ての加工・流通過程が、同一の森林認証制度でつながっているということです。これにより、森林の保全を目的として適切に管理された森林から伐り出された木材を積極的に利用し「木材利用と森林保護の融合」を図ることができ、違法に伐採された木材と区別できます。
また、森林認証製品は、政府のグリーン購入法の証明方法の一つでもあると共に、ハウスメーカー等が建築資材を調達する際の基準にも適応します。


【背景や目的、今後の方向性】
昨今、世界規模で環境保全や森林保護が叫ばれている状況下、フロアー台板には、南洋材合板の代替として持続可能な森林資源の使用が期待されています。実際、2000年からの5年間で減少した熱帯雨林の面積は、日本の国土と同じ面積に相当するといわれています。当社は、南洋材合板の代替として地球環境負荷の少ない植林木と特殊MDFを組み合わせたエコ台板を積極的に活用し、これをベースに森林保護とCO2削減に大きく貢献していく考えです。
また、地球環境問題が、企業の存続を左右する経営課題として認知される時代となり、企業活動のあらゆる場面で環境に配慮した“環境経営”が求められています。このような状況下、当社はかねてから、循環・管理可能な植林木を活用したフロアー基材の開発に着手。2006年4月には、業界初となる植林木利用合板と樹脂強化層を組み合わせたハイブリッド基材<エコベースフロアーボード>を採用した環境配慮型床材を発売しました。
さらに、植林木の活用と並行してMDFの活用に取り組み、2007年11月には、従来のMDFよりも寸法安定性・耐水性などを向上させたフロアー基材用<特殊MDF>を基材とする環境配慮型床材を発売。そして、今年度11月21日発売の新製品として、新たな植林木と特殊MDFを組み合わせた次世代型エコ基材<Eハードベース>を開発し、市場投入します。今回の認証取得により、確かな材料による確かな製品として安心してお使いいただけます。
今後も地球環境負荷の低減および持続可能な社会の実現に向け、「地球にやさしく、人にやさしい“環境発想のモノづくり”」を基軸に、当社が目指すモノづくりのテーマ「地球も家もまるごと“エコ”」への取り組みをさらに強化してまいります。

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