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「エコ&ヘルシーセミナー」に15,000人が参加

大建工業(社長:井邉博行)は、住まいのエコ&ヘルシー推進店とその傘下の工務店を対象に、昨年12月から「エコ&ヘルシーセミナー」をスタートし、3月末までに全国562ヵ所で開催、14,300人が参加。エコ&ヘルシー、並びにシックハウス対応としての改正建築基準法7月施行への関心の高さから、計画に対し、開催数で114%、参加者数で184%の実績となりました。

当社は環境先進企業の実現に向け“エコ&ヘルシー”を軸とする「DAIKEN ECO-ACTION」を全社実践活動として昨年10月から展開を始めました。その活動テーマの中軸にエコ&ヘルシー製品の提案と普及があります。その実践に流通の推進店500社を選定し、「エコ&ヘルシー」の理解促進のためのセミナー開催を呼びかけるとともに、社内で50人の専門講師を養成し、セミナー依頼に対応しました。

セミナーの内容は、当社の環境への取組み、住まいのヘルシー提案、改正建築基準法に関する情報提供が主なもの。シックハウス対策に係る建築基準法改正を契機に、健康・快適な住まいづくりへの関心が急激に高まってきました。
セミナーでは基準法改正のポイントはもとより、設置が義務付けられる換気設備や使用面積の規制を受けないF☆☆☆☆性能製品の供給体制、さらにはより健康的な住まいづくりの配慮ポイントの質問が活発でした。

4月以降は、有力工務店4,000社を対象に、本格化する健康住まいづくりへの仕様提案や改正建築基準法への具体的対応などを中心に、引き続きセミナーを開催し「エコ&ヘルシー」の普及に努めていきます。

尚、エコ&ヘルシー商品の全社売上高に占める割合は、2000年度は約45%でしたが、2002年度は約53%と目標を上回り、2004年度の目標60%の前倒達成に向け、さらに普及を図っていきます。

(参考)
当社の住宅産業への関わりは1953年にインシュレーションボードの研究に着手したことに始まります。インシュレーションボード事業は木材の有効利用の考えから着手したもので、製品は断熱性に富み、住まいのエネルギー消費を軽減するとともに、快適な住まい環境を創造するという、当時としては画期的なものでした。つまり、戦後の復興期にすでに環境と健康に配慮した事業として取組みを開始しました。
この考えはその後の環境配慮型の建築素材として、鉄鋼スラグを再生利用したロックウール吸音板、製材端材からなるMDF、未利用の火山性ガラス質材料とロックウールを組合わせたダイライトへと発展してきました。
これらの環境配慮型素材を活かし、住まいの快適を提案するものとして、熱や音、湿気の解消に向けた商品へと発展し、さらに今日的課題でもあるシックハウス対応の健康快適建材へと展開が広がっています。
このように当社は、社会に「地球と人へのやさしさ」を提供してきたパイオニア企業として、環境と健康配慮への取り組みこそが当社の事業の根幹であることから、「エコ&ヘルシー」を事業の重要なコンテンツとして定め、お客様へ提供する商品はもとより、開発や製造プロセスにおいても、一層強化することにしました。
大建工業は半世紀にわたり、再生資源や未利用資源の有効活用による素材の開発と、健康で快適な住環境の創出を通して、社会に「地球と人へのやさしさ」を提供してきたパイオニア企業であると自負しています。
住宅建材・設備を事業のコアとする当社にとって、環境経営は事業の根幹そのものであり、さらに積極的に取組む事によって、持続的発展可能な社会の実現に貢献するとともに、健康で快適な室内環境に配慮した「エコ&ヘルシー製品」の拡充を図ってまいります。

*エコ&ヘルシー商品
・エコ商品とは、エコマーク認定商品と、当社のエコ基準(省エネ・省資源・リサイクルなどの観点から地球にやさしい製品としての基準)を満たしている製品。
・ヘルシー商品とは、当社のヘルシー基準(低VOC、吸ホル・吸VOC、吸放湿、マイナスイオン発生など人にやさしい製品としての基準)を満たしている製品。
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