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窯業系外装材の端材の回収システムを構築

大建工業(社長:井邉博行)は、このたび高萩工場(茨城県高萩市)が窯業系サイディング(外装材)に関する広域再生利用指定産業廃棄物処理者(木くず、ガラスくず・コンクリートくず及び陶磁器くず、がれき類)の指定を受けましたので、建築現場などで発生する端材、残材を製品へ再生利用するための回収システムを確立し運用を開始することにしました。

【当社の環境問題への取り組み】
・資源循環型社会の構築に向け、産業廃棄物処理法や建設リサイクル法など環境関連法の整備が進み、資源リサイクルが緊急の課題になっています。
・当社の主要製品である木質繊維板(インシュレーションボード)、鉱物質繊維板(ロックウール板)、火山性ガラス質複層板(ダイライト)などは木質廃材や故材、未利用の鉱物などを原料とするもので、それ自体が環境配慮型の製品です。
・廃材や故材、未利用資源を住宅建材製品の原材料として活用するなど環境配慮型の商品開発を進める一方、循環型社会形成に向け、資源再利用、産業廃棄物埋め立てゼロを目指し、これまでにダイライトやロックウール、古畳、たたみ床用インシュレーションボードの端材などの回収・リサイクルに取組んできました。
・これらに続き、このたび高萩工場の窯業系サイディングについても端材回収とリサイクルを行うことになりました。
・これにより、当社主要製品のリサイクルへの取り組みが大きく前進すると同時に、建材業界の資源循環に貢献できるものと考えます。

【回収システムの概要】
1,回収対象   
窯業系サイディングの端材、残材など
2,回収の流れ
販売配送ルート(動脈流)と逆のルート(静脈流)を基本とします。
①プレカット工場から排出される端材、残材や、建築現場で発生する端材、残材、を当社のストックポイントへ集荷。
②高萩工場へ搬入。
③高萩工場で粉砕し、製品へリサイクルする。
3,対象地域   真打Aの販売地域(東日本)
4,排出者負担  処理費用として5,000円/トン+運賃
5,粉砕設備   高萩工場に粉砕機で30〜70ミクロン(セメントより少し粗い程度)に粉砕し、原料としてリサイクルする。
6,回収量    当面500トン/月の回収を目指す。

※ここに掲載されている情報は発表時のものであり、現在窯業系外装材の端材の回収は行っておりません。(2017.6.21)
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