ニュースリリース

大建工業とニチハ、リサイクル畳床を共同開発

2003年01月21日

窯業系外装材及び軟質繊維板の事業分野において提携している大建工業株式会社[社長:井邉 博行]とニチハ株式会社[社長:吉田 哲郎]は、リサイクルしやすい構造の畳床を共同開発し、2月から発売することにしました。

【背景とねらい】
昨年12月に廃棄物処理法施行令が改正(注)されるなど、ダイオキシン削減に向けて、環境配慮への意識が急激に高まる中、畳業界にとっても古畳、畳製造時の端材など廃棄物の処理が大きな課題としてクローズアップされてきました。

畳は一般的に畳表と畳床(とこ)などで構成されています。現在、畳床の多くはワラ、スチレンフォーム、木質繊維を原料とするたたみボードを組み合わせ、縫着したものが主流となっています。それら異なる素材がリサイクルをしにくくしているのが現状です。そのため、古畳は焼却するか、セメント原燃料としての回収に止まっていました。

木質繊維を原料とするたたみボードは、それ自体が木材、解体故材を主体とするエコ材料で、同時にリサイクルに適した材料です。
たたみボード業界をリードする大建工業とニチハが共同で研究をすすめ、この度、たたみボード原料へのリサイクルが簡単な畳床を開発し、2月から販売を開始することになりました。これにより、畳業界の環境配慮とリサイクルが大きく前進するものと思われます。

注)ダイオキシン削減の観点から焼却施設の構造・維持管理基準を見直すほか、小規模施設に対する規制強化のために許可対象範囲の見直し(構造・維持管理基準の適用対象施設の拡大)や、野焼き防止のために処理基準の明確化等を行うもの。廃棄物焼却施設から排出されるダイオキシンを削減するため、許可対象施設の構造基準及び維持管理基準を強化する。

【商品概要】
1,名 称  一般名「IBリサイクル畳床」   大建工業「健やかリサイクル畳床」
                            ニチハ 「E型IBリサイクル畳床」
2,仕 様  4種類  50㎜厚さ×910×1820
              50㎜厚さ×1000×2000
              55㎜厚さ×910×1820
              55㎜厚さ×1000×2000
3,価 格  オープン価格
4,特 長
①木質繊維からなるたたみボード4枚とリサイクル可能な保護シートを組合わせた床。従来の建材床は22本の縫着糸で縫い合わせていたが、3本で縫い合わせ、3ヶ所を接着するだけのリサイクルしやすい縫着方式とした。(特許出願中)  
②たたみボードは木材チップを原料とする素材で、環境配慮(エコマーク商品)型であるとともに、再度たたみボードにリサイクルできる材料。(グリーン購入法指定材料)
③たたみボードは天然素材で尚かつ高熱処理がしてあるため、アレルギーやアトピーの原因となるダニやカビが発生しない、健康材料。もちろん、低ホルムアルデヒド仕様。万一の火災でも有毒ガスはほとんど発生しない。
5,販売方法
全国のリサイクル畳床販売契約店を通じて畳店へ販売する。(北海道、九州、沖縄は除く)
 両社合せて100店との契約を計画。

【回収システム】
全国のリサイクル畳床販売契約店をリサイクル拠点として、リサイクル畳床使用の古畳や端材の回収を行うため、両社で「広域再生利用指定産業廃棄物処理者資格」の取得を申請中。茨城、愛知、岡山県の3工場をフルに活用して、効率的にリサイクルを進める。尚、ボードで販売しているものについてもこのシステムを利用して回収リサイクルを進めていくよう検討中。


※ここに掲載されている情報は発表時のものであり、現在回収リサイクルは行っておりません。(2019.3.25)