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大建工業とニチハ 窯業系外装材、軟質繊維板事業で業務提携

住宅機器・建材総合トップメーカーの大建工業と窯業系外装材の最大手メーカーのニチハ株式会社は、それぞれが持つ強みと特長を活かし、事業の拡大と効率化を目的に、窯業系外装材の相互生産委託について本日、契約を締結しました。あわせて、窯業系外装材及び軟質繊維板の事業分野において、リサイクルに関する共同研究などについても業務提携を行うことを基本合意しました。

【背景とねらい】
 住宅業界では、品質確保促進法の本格化、新設住宅100万戸時代の到来が予測されるなど、住宅ビッグバンともいわれる変革の時代を迎えています。とりわけ新設住宅の減少により市場は現在の厳しい傾向が続くと見られています。また、メーカーは市場やお客様から厳しく選別される時代となっています。このように企業間競争が激化する中で、厳しい生き残りをかけ、経営の効率化、体質の強化が求められています。また、環境保全、リサイクルなどの分野でも課題が浮かび上がってきています。
その中で、窯業系外装材及び軟質繊維板の事業分野においてそれぞれ独自のポジションを占める両社が、これまで培ってきた強味を相互補完し合いながら事業の拡大と効率化の実現を目指します。

【業務提携の内容】
窯業系外装材及び軟質繊維板の事業分野において
1.生産面       
・窯業系外装材について、両社それぞれの経営資源を有効に活用し、大建工業は西日本で販売する中高級タイプをニチハの愛知県の工場に、ニチハは東日本地域で販売する中高級タイプを大建工業の茨城県の工場に、相互生産委託します。
・軟質繊維板については相互に補完しあえる相互生産委託を検討します。
2.環境対応面
業界を先取りして環境問題に対応するため、産廃・リサイクルの共同研究を進めます。
3.物流面
物流サービスの向上による競争力強化、物流コストの削減を図るために、物流体制の相互活用を図ります。

さらに本提携の成果をふまえ、共同研究、開発、技術交流などの検討をしていきます。

尚、販売につきましては、現行と変わることなく、それぞれの独自ブランド、販売ルートで責任をもって行います。


【両社の概要】
◆大建工業株式会社
  設  立:1945年(昭和20年)
  本  社:大阪市北区堂島 1−6−20
  事業内容:住宅、建設用資材の製造・販売
  年  商:1,910億円(2001年3月期連結)
  特  徴:住宅建材トップメーカー

◆ニチハ株式会社
  設  立:1956年(昭和31年)
  本  社:愛知県名古屋市中区錦二丁目18番19号
  事業内容:外装材など各種建築材料の製造・販売
  年  商:735億円(2001年3月期連結)
  特  徴:窯業系外装材のトップメーカー


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