ニュースリリース

古畳の回収システムを構築

2001年10月15日

大建工業(社長:六車 襄二)は、従来からリサイクル木材や未利用資源を住宅建材製品の原材料として活用するなど資源再利用、産業廃棄物埋め立てゼロをめざした商品開発を進めておりますが、このたび建材畳のリサイクルをめざし、その第一ステップとして、太平洋セメント、宇部興産との連携で、建築産業廃棄物として排出される古畳をセメントの原燃料として還元する回収システムを確立し、回収を開始することになりました。

【背景とねらい】
1,当社の環境問題への取り組み
資源循環型社会の構築に向け、産業廃棄物処理法や建設リサイクル法など環境関連法の整備が進み、資源リサイクルが緊急の課題になっています。
当社の主力製品であるインシュレーションボード、ロックウール板、火山性ガラス質複層板・ダイライトなどは原料が木材チップや鉱物などで、それ自体がすでにリサイクル材料あるいは未利用資源を活用したものですが、さらに建築現場などで発生する端材回収とリサイクルに取り組んでいます。
2,古畳の現状
住宅の建替えや畳の入替えが行われるときに排出される古畳は年間100万帖あるといわれています。そのほとんどが廃棄物として焼却されています。しかし、平成14年のダイオキシン規制強化に伴い、そのまま焼却処理することが難しい状況になることが予測されています。また、現在排出されている古畳にはワラやスチレンフォームなどが使用されており、リサイクルするには分解、分別が必要で、非常な手間がかかるのが現状です。
3,リサイクル容易なダイケン畳「健やかくん」
当社の代表的製品の一つ、ワラの替わりにインシュレーションボードを畳床に使用したダイケン畳は20数年前から一般に使用され始め、現在では年間1,200万帖の新畳の約半数がダイケン畳といわれるほど普及してきました。特に、エコ製品、グリーン購入特定品目にも指定されているインシュレーションボードのみで構成される畳床、和紙でつくられた畳表で構成されるダイケン畳「健やかくん」は、床と表を分離するだけで、そのままリサイクルができます。また、リサイクルが容易なだけでなく、「健やかくん」はダニやカビの発生を抑え、お手入れも簡単で、しかもホルムアルデヒド吸着機能をも兼ね備えた地球環境にやさしい新時代の畳です。
4,古畳の回収
このように畳に深く関わっている当社にとって、古畳の処分、すなわち回収とその有効活用は社会的責務であるとの認識から、これまでにも畳に使用されるインシュレーションボードの端材回収を試行してきました。さらに年間に100万畳が廃棄物として排出される古畳の回収と利用方法について検討してきました。
最終的にはリサイクルを行うことを前提に、そのステップの一つとして、この度、東日本地域は太平洋セメント株式会社、株式会社日本通運、西日本地域は宇部興産株式会社、山陽運輸倉庫株式会社との共同で、古畳回収と再利用の仕組みが構築できましたので、回収を実施することに致しました。

【回収システムの概要】
1,回収対象
古畳全種類
①インシュレーショボードを畳床に使用した建材畳
②インシュレーションボードとスチレンフォームを畳床に組合わせ使用した畳
③わらとスチレンフォームを畳床に組合わせ使用した畳
④わら床畳  など
2,回収の流れ
①古畳は排出者としての契約を締結した特約内装工事業者(ビルダー、畳工事業など)が各現場から集荷。
②特約内装工事業者が大建工業へ集荷依頼。
③大建工業が手配の日本通運あるいは山陽運輸倉庫の便で中間処理業者である太平洋セメントあるいは宇部興産へ運搬。
④太平洋セメントあるいは宇部興産で、焼成処理され、最終的にセメント原燃料に再利用する。
3,対象地域   全国(北海道、沖縄を除く)
4,排出者    内装工事業者
5,中間処理業(最終処理)  
太平洋セメント株式会社(秩父太平洋セメント株式会社) 
宇部興産株式会社 
6,排出者負担  運賃、処理費用として1,000〜1,500円/帖
7,今後の展開
セメント材料への再利用を一つのステップに、今後はたたみボードのリサイクル技術とシステムの確立をめざすと同時に、リサイクルしやすい「健やかくん」の普及を図ることで製品へのリサイクルを推進します。


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