ニュースリリース
「エアスマート」新発売
これからの省エネ(高気密)住宅には計画換気が大切
24時間計画換気システム「エアスマート」および、
換気システムの働きをサポートする
「リビングドアRⅢシリーズ防音タイプ枠通気」を新発売
—工務店がかんたんに設計・施工でき、使用電気代も割安に—
—悪臭、湿気、化学物質を排出し、快適な室内空気環境を作ります—
平成12年9月11日
大建工業株式会社
大建工業(社長:六車襄二)は、住まい全体で計画的に給気と排気を行い、室内に常に新鮮な空気を循環させる24時間計画換気システム「エアスマート」および、換気システムの働きをサポートする「リビングドアRⅢシリーズ防音タイプ枠通気」を9月21日から新発売します。
Ⅰ.エアスマート
【背 景】
・CO2排出削減のため、社会全体で省エネルギーが推進されています。住宅では、平成11年
3月、より一層省エネが求められた「次世代省エネルギー基準」が告示されました。
住宅の省エネを実現するには、「気密性」を高めることが1つのポイントです。
しっかりと気密工事をしないと、せっかく暖・冷房をしても躯体のすきまや床、壁、天井面
からどんどん熱や冷気が逃げていきます。また、戸外の熱気や冷気が住まいに入ってきま
す。
・これからは、高気密の住宅が本格的に増えると予想されますが、高気密にすればするほど、
住まい全体の計画換気が必要です。というのは、換気の不充分な住宅では次のようなことが
懸念されるからです。
①キッチンやトイレの臭いがこもりやすくなる
②湿度が高くなって、アレルギーの原因となるカビやダニが発生しやすくなる
③ホルムアルデヒドなどの化学物質が戸外へ放出されにくくなって健康を害する恐れがある
・このような現象を防ぎ、快適な居住環境を保つには、1時間に0.5回の換気(空気の入れ替
え)が必要とされていますが、高気密住宅では自然換気による空気の入れ替わりは1時間に
0.1〜0.2回しか期待できません。そのために、その不足分を機械による計画換気で補うこと
が必要となります(昔の日本家屋はすきまが多く、1時間に3〜5回空気が入れ替わっていた
と言われます)。
【発売意図】
①室内で発生するCO2、悪臭、ホコリ、湿気、ホルムアルデヒドなどの有害化
学物質を戸外へ排出し、戸外から新鮮な空気を取り入れて常に新鮮な空気環境を作る
②ローコストで設計・施工できる、また、ランニングコストも割安な24時間計画換気システ
ムを開発、新発売して普及を図り、住む人に快適で健康に良い居住空間を提供します。
【商 品 名】 24時間換気システム「エアスマート」
【発 売 日】 平成12年9月21日
【特 長】
1.設計・施工面
①工務店でもかんたんに設計・見積り・施工ができるノンダクト方式です。
・住宅の容積、間取りがわかれば、給気ファンと排気ファンの必要量が計算でき、設
計、見積りがかんたんです。
・居室に給気ファン、トイレ、洗面所に排気ファンを設置するだけで、天井裏のダクト工
事がいらず、かんたんに施工できます。
(従来は設計士が設計、見積りし、設備業者が施工していました)
②アフターメンテナンスもかんたんです
・ノンダクトなので、ダクト詰まりがなく、点検や修理もかんたんです
2.性能面
①給気、排気ともに機械を使う換気方式で、省エネを維持しながら安定した換気ができます
②給気ファンには高性能花粉フィルターが内蔵してあり、戸外から空気を取り入れる際、花
粉や粉じんを98%以上カットします
③トイレ、洗面所などの使用時には、排気ファンの内蔵センサーが働いて、急速換気を行
い、臭気や湿気を確実に戸外へ排出します
④隣室のプライバシーが守れます
従来方式では、部屋どおしをつなぐダクトを通って、隣室の声が筒抜けになるという苦
情が聞かれましたが、ノンダクトで防音性が高まります。
⑤住宅金融公庫の次世代型省エネルギー住宅の割増融資工事の換気設備工事に対応していま
す。
3.価 格 面
①ローコストです。従来(ダクト方式)比約30%コストダウンできます
・平均的な戸建住宅(4LDKで床面積132㎡(40坪))で試算すると、材料費は、
省エネ基準Ⅰ(北海道)、Ⅱ(青森、岩手、秋田3県)地域で、約30万円、Ⅲ〜Ⅵ地
域(それ以外の地域)で約22万円です。
Ⅰ、Ⅱ地域使用材料 給気ファン 7台 フード 11台
排気ファン 3台
トイレ用排気ファン 1台
計 22台 約30万円
・従来必要だったダクト施工費が不要です。
②ランニングコストも割安です。
上記の住宅での電気代は、約400円/月ですみます。
Ⅱ.リビングドアRⅢシリーズ防音タイプ枠通気
24時間計画換気システム「エアスマート」では、住宅全体をワンルームとして捉え、空気の流れを作りますので、室内←→廊下、室内←→室内を区切る内装ドアに通気性を持たせることがポイントになります。
従来の換気システムでは、①内装ドア標準タイプ+沓摺なし施工あるいは、②ドア本体に通気ガラリ(切り口)を入れる、ことで対応していました。
【発売意図】
ドア枠に通気性能をもたせると同時に防音性能をもたせた内装ドアを発売し、プライバシーを損なわずに換気を行います。
【商 品 名】 リビングドアRⅢシリーズ防音タイプ枠通気
【発 売 日】 平成12年9月21日
【特 長】
・ドア枠内に特殊遮音フィルターを納めて、防音性能と通気性能を同時に発揮します(特許出
願中)
・低ホル(Fco相当)仕様です
・抗菌仕様です
・オレフィンシート張り(非塩ビ)です
・バリアフリー対応です
【製品仕様、価格】 サイズ(m/m):厚さ113×幅780と850の2タイプ×高さ2100
カラー :5色(Dライトナチュラル、Dライトブロンズ、
Dブロンズ、ピュアブラウン、ピュアブラウンライト)
希望小売価格:127,000〜149,000円/本(税、工事費含まず)
【販売目標】 初年度 1億円/年
大建工業株式会社
(コード番号 7905 東証・大証第一部)
本社:大阪市北区堂島1−6−20 (〒530−8210)
社長:六車 襄二
資本金:131億円(平成12年5月末)
◇本件に関するお問合わせ先
〒530−8210 大阪市北区堂島1−6−20(堂島アバンザ)
大建工業株式会社 広報室
室長 安田 進 (TEL:06−6452−6320)
※ここに掲載されている情報は発表時のものであり、ご覧になられている日と情報が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
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