DAIKENの素材 コンセプト
DAIKENの産業用エコマテリアルは、木質基材のインシュレーションボード、MDF、無機質基材のダイライトとロックウール板(ダイロートン)、和紙織物※1の5種類をラインアップしています。製材端材や建築解体材を用いた、DAIKENの木質インシュレーションボードへの取り組みは、1959年にまで遡り、以来木質系資源の有効活用と循環に取り組み、1996年にはMDF「テクウッド」の製品化に成功しました。現在では、生産活動に使用する木質系資源のうち、再生原料※2と再生資源※3を有効活用して、環境負荷低減に積極的に取り組んでいます。また、製鉄後のスラグを有効活用した無機質基材ロックウールへの取り組みは1964年に始まり、現在では、ロックウールと火山性ガラス質を複合した無機質エンジニアリングパネル「ダイライト」を発売。未利用資源の有効利用のみに留まらず、壁倍率2.5倍(ダイライトMS9mm)の強度を生かし、住宅建設市場における合板消費量の削減にも寄与しています。そしてDAIKENは「地球にやさしく、人にやさしいモノづくり」をテーマに、いち早くホルムアルデヒドやVOCの低減化にも着手。エコロジーに配慮した安全で安心、健康で快適な数多くの製品をお届けしてきました。こうした地球や人にやさしいDAIKENの産業用エコマテリアルは、その優れた物性によって、建築用資材はもちろん家具や様々な製品に形を変え、幅広い分野で人々の暮らしを支えています。
※1 機械すき和紙を使用しています。コウゾ、ミツマタ等を使用した手すき和紙ではありません。
※2 木質再生原料:古材チップ
※3 木質再生資源:MDF
サステナブル
社会への貢献
【 Sustainability 】
DAIKENは創業以来、合板、インシュレーションボード、MDF、国産材利用など、木を徹底的に無駄なく使うことに関して、業界の先陣を切って取り組んで参りました。また木以外にも製鉄の副産物であるスラグや火山灰であるシラスといった無機質の再生資源にも早くから着目し、これらを有効活用した日本初、世界初の素材を世の中に送り出してきました。「資源を有効活用すること」、「サステナブル社会への貢献」は当社ビジネスそのものでもあります。
地球環境負荷の
削減への挑戦
【 Environment 】
政府が2000年に策定した「循環型社会形成推進基本法」に基づき、DAIKENではインシュレーションボードやMDFといった木質繊維板を生産しています。原料となる木質チップなど、未利用資源の有効活用により、無駄なCO₂の排出の抑制と木材・木質材料の活用拡大によるCO₂の固定化などから、低炭素社会の実現に向けて大きく貢献してまいります。
機能価値・品質価値の
高い製品へのこだわり
【 Value 】
“空間の品質的向上”にこだわること。そこにはDAIKENが提供するモノの価値は、床や壁、天井などの製品単体だけでなく、それらが形づくる空間そのものであるとの想いが込められています。目指したのは建材・素材・施工により形成された空間が、人々に快適で安心なくらしを提供し、心を豊かにすること。その想いを実現するために、これからもお客様目線に立った機能価値・品質価値の高い製品を市場に送り出してまいります。