DAIKENからの重要なお知らせ
弊社住機製品の「ホルムアルデヒド発散建築材料の表示」に関するお詫びとお知らせ
平素より弊社製品をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
弊社が2003年より販売しておりました住機製品の一部において、製品のホルムアルデヒド発散量の等級を表示する際に、本来、「JISのF☆☆☆☆」(※1)とお知らせすべきところを、以前から運用していた「国土交通大臣認定番号」をお知らせしていたことが判明しました。
対象となる国土交通大臣認定は、旧JISのホルムアルデヒド放散等級E0の基材(MDF、PB)にシート等を張り合わせることで、規制対象外(F☆☆☆☆)として取得していたものです。その後、JISでは、ホルムアルデヒド放散の最も少ない上位等級としてF☆☆☆☆が追加され、当社が使用するMDF・PBも、2003年9月から同等級品に切り替えているため、放散等級は「JISのF☆☆☆☆」と表記し、規制対象外としてお知らせすべきものでありました。
関係者の皆様にはご心配、ご迷惑をおかけすることとなり、深くお詫び申し上げます。
なお、今回対象となる製品は、基材(MDF、PB)、接着剤、化粧材の各々にて、JIS等における規制対象外(F☆☆☆☆)のものを使用しており、製品自体はホルムアルデヒド発散建築材料の規制対象外として、建築基準法に適合しているため、当該期間に販売した製品は、引き続き安心してご使用いただけます。
同様に、住宅の品質確保の促進等に関する法律に基づく住宅性能表示制度のホルムアルデヒド対策(内装及び天井裏等)の性能評価においても、これまで通り、「等級3」表示への影響はございません。
また、今後の当該製品については、お客様の利便性を高めるため、(一社)日本建材・住宅設備産業協会(以下、建産協)の「化粧板等のホルムアルデヒド発散等級自主表示制度(※2)」に登録し、JISのF☆☆☆☆品であることを当社HPにてお知らせしてまいります。
※1:JIS A 5905繊維板 および JIS A 5908パーティクルボードのホルムアルデヒド放散量区分のF☆☆☆☆
※2:現場等でのホルムアルデヒド放散量の確認作業を簡素化するために、建産協にて設けられた制度
1.対象製品
対象製品・部位 | 該当するシリーズ名称 | 該当する部材 |
---|---|---|
内装ドア ・扉パネル |
ハピア リビングドア(開き戸、引戸、吊戸、アウトセットドア、機能ドア、戸襖) | 室内に面する 化粧MDF |
ハピアデザインセレクション リビングドア(開き戸、引戸、吊戸) | ||
リノベセレクション リビングドア(開き戸、引戸、吊戸) | ||
ハピア パブリック (開き戸、吊戸) | ||
おもいやりシリーズ おもいやりドア、おもいやりキッズドア、引きドア | ||
室内窓マドモ(開き戸タイプ) | ||
(上記シリーズのクローク収納 収納開き戸ユニットも含む) | ||
防音ドア ・扉パネル |
hapia音配慮ドア、音配慮吊戸・片引、防音ドアWタイプ | |
防音ドア S防音タイプ、防音ドア A防音タイプ | ||
階段 ・踏板、蹴込 |
ハピア階段 | |
トリニティ階段 | ||
プレカット階段 | ||
ハピア リモデル階段 | ||
クローク扉 ・扉パネル |
ハピアクローク収納(折戸・引戸) | |
RSシリーズ クローク収納(折戸) | ||
ハピアデザインセレクション クローク収納(折戸・引戸) | ||
リノベセレクション クローク収納(折戸) | ||
施設用収納 ・各部材 |
おもいやり収納 共用下駄箱・共用下駄箱ベンチ付、ベンチ下駄箱 | |
下駄箱 ・各部材 |
下駄箱(普及シリーズ) F20型、薄型ロング、薄型ショート | |
収納内部ユニット ・各部材 |
クローク収納 内部ユニット Fitio 側面棚柱タイプ/背面棚柱タイプ | 室内に面する 化粧MDF、化粧PB |
押入棚板 ・本体 |
ハピア押入棚板セット | |
リビング収納 ・各部材 |
システム収納MISEL、Fit Shelf、スイッチプラス | |
玄関収納 ・各部材 |
ハピア玄関収納 開き戸ユニット | |
玄関収納RSシリーズ | ||
ハピアデザインセレクション玄関収納 開き戸ユニット | ||
壁厚収納 ・各部材 |
カベピタ 壁厚収納 各機種 | |
間仕切り ・扉 |
hapia間仕切戸・折戸タイプ扉 、 格子間仕切 | |
壁材 | ハピアウォール ハードタイプⅡ | 室内に面する 化粧MDF |
ハピアウォール ベーシックタイプⅡ | ||
ハピアウォール 羽目板タイプⅡ | ||
ハピアウォール 機能タイプ | ||
オトカベ L80 | ||
カウンター ・本体 |
メラミンポストフォームカウンター、メラミンフリーエッジカウンター | |
窓台(シート化粧) | ||
トイレ用棚板 | 室内に面する 化粧PB |
2.対象認定番号および構造方法等の名称
認定番号 | 認定年月日 | 認定を受けた構造方法等の名称 | 正しい表記 | |
---|---|---|---|---|
MFN-0143 | 2003年6月16日 | オレフィンフィルム張/酢酸ビニル樹脂系エマルション形接着剤塗/MDF | ▶︎ | 基材:MDF JIS A 5905繊維板 F☆☆☆☆認証品 接着剤:規制対象外品 表面材:規制対象外品 |
MFN-0144 | 2003年6月16日 | コート紙張/酢酸ビニル樹脂系エマルション形接着剤塗/MDF | ||
MFN-0145 | 2003年6月16日 | メラミン樹脂含浸紙張/ゴム系溶剤形接着剤塗/MDF | ||
MFN-0147 | 2003年6月16日 | オレフィンフィルム張/ウレタン変成ビニル系エマルション接着剤塗/パーティクルボード | ▶︎ | 基材:PB JIS A 5908パーティクルボード F☆☆☆☆認証品 接着剤:規制対象外品 表面材:規制対象外品 |
MFN-0148 | 2003年6月16日 | 両面メラミン樹脂含浸紙張/ゴム系溶剤形接着剤塗/パーティクルボード | ||
MNF-0149 | 2003年6月16日 | コート紙張/酢酸ビニル樹脂系エマルション形接着剤塗/パーティクルボード |
3.対象販売期間
2003年9月~2023年6月末に販売した上記製品
4.経緯
2003年6月 | 当社にて当該大臣認定を取得 ・E0(F☆☆☆品)のMDF、PBを基材に、規制対象外の化粧シートと接着剤の組み合わせにより、化粧板としてF☆☆☆☆相当のホルムアルデヒド放散量を実現し、国土交通大臣認定で「規制対象外」の認定を取得。 |
2003年7月 | 「JIS A 5905繊維板」、「JIS A 5908パーティクルボード」の改正が行われ、ホルムアルデヒド放散量による区分に、F☆☆☆☆等級が追加される。 ・当該製品において、基材のMDF、PBをJISのF☆☆☆☆品へ切り替え開始。 |
2003年8月末 | 上記当該製品において、F☆☆☆☆品へ切り替え完了 ・以降 JISのF☆☆☆☆品を構成材料とした製品として建築基準法上の「規制対象外」に適合していましたが、継続して国土交通大臣認定の番号をお客様にご案内しておりました。 |
5.今後の対応
当該製品につきましては、建産協の「化粧板等のホルムアルデヒド発散等級自主表示制度」に、以下の番号で登録し、当社HPにてホルムアルデヒド発散等級をお知らせしてまいります。
MDF化粧板:K-002058、及びK-002061
PB化粧板:K-002603
今回の事態を厳粛に受け止め、チェック体制をより一層強化することで、大臣認定およびJIS認証等の適切な情報提供に努め、再発防止に取り組んでまいります。
6.本件に関するお問い合わせ先
大建工業株式会社 お客様センター
TEL 0120-787-505
受付時間 9:00~17:00(土・日・祝日は除く)
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