ご使用上のご注意

  • ちょっとした床への配慮や日頃のお手入れを心がけることで、
    フロアーはいつも美しく快適に。

    美しさと魅力をいつまでも保つための正しい取り扱い方法をご紹介します。

「凹み傷が付きにくい」や「すり傷が付きにくい」等の表現について

弊社の床材は木質系床材で基材が木質材料です。
「凹み傷が付きにくい」や「すり傷が付きにくい」等の表現は同等の木質系床材の中で比較したものです。
樹脂基材やタイル等の床材に比べると傷や凹みが付きやすいことがあります。
また、鏡面調仕上げや高光沢仕上げの床は塗装仕上げのため生活上の傷によって艶引けが生じる場合があります。

床暖房用フロアー

表面への釘などを打ち込まない

床面から釘などを打ち込まないでください。
温水パイプが破損したり電気がショートして水濡れや火災が発生する恐れがあります。

衣類の乾燥に使用しない

直接上にのせて衣類の乾燥等、暖房以外の目的で使用しないでください。

暖房面に家具やピアノを置かない

暖房面の上に家具や調度品を置かないでください。
熱でひずみやくるいが生じる場合があります。
特に重量物は暖房設備が破損や水漏れの恐れがあります。
また、ピアノは音が狂う場合もあります。

暖房面の上にカーペットを敷かない

暖房した床面にカーペットを敷かないでください。
熱がこもって床面が傷みひび割れ・変色が生じることがあります。
※ハピアフロア石目柄(鏡面仕上げ)は、床暖房使用中はカーペットを敷かないでください。
その他の「あたたか12シリーズ」「はるびよりシリーズ」なら毛足8mm未満の床暖房対応カーペットは使用できます。

暖房した床面にカーペットを敷かないでください。

低温やけど

床暖房中、床面に長時間接していますと、低温やけどが発生する恐れがあります。
お子様や体の不自由な方には周囲の方が充分に注意してあげてください。

床暖房中、床面に長時間接していますと、低温やけどが発生する恐れがあります。

傷つきへの配慮

テーブル・イスなど

テーブルやイスなどをひきずると、フロア表面の傷、凹みの原因になります。
椅子やテーブルなどの家具が床と接する面にフェルトや柔らかいゴムキャップなどをつけてください。
傷を防ぐだけでなく、防音上も効果的です。
但し、ゴムキャップの素材によっては、床面に跡が付いたり、変色等を起こすものがありますので、ご注意ください。
また、むやみにひきずらないように気をつけましょう。
フェルト等についた異物を定期的に取り除くようにしてください。

テーブルやイスなどをひきずると、フロア表面の傷、凹みの原因になります。

座イス

背もたれと座面の接続部の金具などで、床に凹みや傷を生じさせる座いすがあります。そのような座いすは使用しないでください。

重量物

ピアノ等の重量物を置く場所には、重量を分散させるために脚部の床上に小幅の板や、専用のインシュレーターを必ず置き、移動する場合には必ず持ち上げて移動させてください。
※ピアノや大きな書棚などの重量物を置く場合は、床構造上、強度が必要ですので、施工店に事前に確認してください。

ピアノ等の重量物を置く場所には、重量を分散させるために脚部の床上に小幅の板や、専用のインシュレーターを必ず置き、移動する場合には必ず持ち上げて移動させてください。

車イス

・製品によっては床面に傷・汚れが発生しますので、車イス対応製品以外では使用できません。
・車イス対応製品でも、車イスのタイヤの種類やタイヤの劣化により床面にタイヤ跡が付く事があります。またタイヤに付着した土砂により床面に傷が付くことがあります。
・車イスは、折り畳める軽量タイプ(おおむね20kg程度)をご使用ください。電動車イスの場合、自重が大きく床材に影響を与える場合があります。

製品によっては床面に傷・汚れが発生しますので、車イス対応製品以外では使用できません。

滑り止め付きスリッパの使用

弊社床材はすべて一般的なスリッパや靴下履きでの歩行を想定した設計となっています。
滑り止め加工付きスリッパは床面との摩擦により床面が磨耗され、傷や艶引けが生じますので使用しないでください。

鏡面調化粧のフロアについて

鏡面調化粧のフロア「ハピアフロア石目柄Ⅱ(鏡面調仕上げ)、エクオスミラー」は、艶が高い塗装仕上げのため、生活上の傷などが目立ちやすくなる場合があります。

凹み傷

同程度の凹みでも光の加減で鏡面調仕上げの方が目立ちます。

艶引け(艶落ち)

椅子の脚やスリッパに砂埃などが付着していると、椅子の使用箇所や歩行動線などで細かな擦り傷が付き、艶引けすることがあります。
こまめなホコリの掃除やキッチンやトイレなど毎日スリッパを使用する場所などは敷物をご使用することをお勧めします。

掃除機(ロボット・サイクロン方式など)の注意《要注意!》

ロボット掃除機は砂埃や小さな固形物が床表面にあるとロボット掃除機のローラーや底部に付着し、それを引きずって床材表面のツヤが落ちたり、傷の原因になる場合があります。
また、湿式タイプのロボット掃除機やスチームモップは床の継ぎ目や目地から水分が浸入し、変色や捲れ、膨れの不具合の原因の恐れがあるため、使用しないでください。

マット・カーペットの固定

カーペットや玄関マットのズレ防止に粘着テープを使用しないでください。
はがす時にフロア表面が変色、変質、剥がれなどの恐れがあります。
カーペットやマットを長期間床の上に敷きっ放しにした場合、床面が変色したり、表面にゴムマットの跡が付いたり、表面に細かい傷が発生し艶引けが発生する場合があります。

カーペットや玄関マットのズレ防止に粘着テープを使用しないでください。

キャスター付きのイスや家具

キャスター非対応フロアをご採用の場合

・キャスターは床面が損傷するため使用しないでください。凹み傷や剥離の原因となります。使用する場合はカーペットを部分敷きにするなど必ず床面を保護し、時折フロアに損傷がないか確認してください。

キャスター対応フロアをご採用の場合

キャスター対応フロアは一般フロアに比べ、キャスターによる凹み傷が付きにくい性能を持っていますが、状況によって凹み傷や剥離が発生することがあります。

・金属製キャスターや球状キャスターは床面が損傷するため使用しないでください。
・キャスターはプラスチック製のものをご使用ください。
・キャスター使用頻度が高い箇所は床面が損傷するため、カーペットなどを敷いて床を保護してください。
・キャスターにごみや埃が付着した状態で使用すると床面に傷が付くことがあります。

キャスター付きのイスや家具

暖房器具

暖房器具などの熱風や反射式ストーブの熱により床面にクラック(ひび割れ)が生じたり、継ぎ目に隙間ができるおそれがありますので、使用しないか、熱が直接床にあたらない配慮をお願いします。
※床表面に断熱性のあるシートなどを敷くことをおすすめします。

暖房器具

水濡れ・湿気

・床面を長時間濡れたまま放置すると、変色・シミ・ひび割れ、基材の膨れ、単板の剥離等の原因となります。また床面が濡れていると滑りやすく、転倒の恐れがあり危険です。速やかに乾いたタオル等で拭き取ってください。
・窓やテラス側からの雨水の吹き込み、サッシなどの結露による水滴などにもご注意ください。
・湿気の多い環境や結露などにより、床材の含水率が高くなると、変色の原因となります。換気や結露対策を行ってください。

床面を長時間濡れたまま放置すると、変色・シミ・ひび割れ、基材の膨れ、単板の剥離等の原因となります。

フロアーコーティング剤(厚塗り表面コート剤)

表面コート剤(フロアコーティング)は、はがれ、膨れ、白化、粉吹き、変色、床鳴り、ひび割れ等の不具合を発生する恐れがありますので使用しないでください。
DKワックスネオをご使用ください。

シミ・変色・ひび割れへの配慮

直射日光

窓際は紫外線の影響により床面が変色します。
直射日光が長時間当たりやすい場所は、カーテンやブラインドで直射日光をできるだけ遮るようにしてください。
特に突き板仕様の化粧面は経年により変色(退色)が進行するため、カーペット等を使用した場合、カーペットを使用した部分と使用しなかった部分との色差が生じます。

窓際は紫外線の影響により床面が変色します。

キッチン・洗面所

台所や洗面所周辺など、常時水が飛び散る恐れのある場所では水濡れおよび転倒防止、床面の汚れ防止のためマットを敷いて表面を保護してください。

タバコ

火のついたタバコや高温のアイロン、やかん、鍋等を直接置いた場合に発生する焦げ跡は一度つくと取れません。
また、表面化粧材が熱により一度変色や変形すると元にはもどりません。
タバコのヤニはアルコールを染み込ませた布で拭き取ってください。
それでも取れない場合は、施工された業者や補修業者に相談ください。
シンナーやベンジン、漂白剤などをご使用の場合は、適切な希釈が必要になります。
適切な希釈を行わないで薬品を使うと床表面の変色、変質の可能性があります。
これらの薬品をご使用の場合は補修業者などとよくご相談ください。

火のついたタバコや高温のアイロン、やかん、鍋等を直接置いた場合に発生する焦げ跡は一度つくと取れません。

観葉植物

床面は水濡れにより膨れ・変色が発生するため、鉢には必ず水受け用の皿などを敷いて床面を保護してください。
また紫外線の影響により床面は変色しますので時々置く場所を移動させてください。

観葉植物

トイレ

・床にこぼれた小水や結露水をそのまま放置しておくと、便器と床材の隙間や継ぎ目に入り込み、アンモニアによる黒シミが生じますので、速やかに拭き取ってください。
・トイレ用洗剤(酸性・アルカリ性)が床に付着すると黒く変色することがあるため、速やかに拭き取ってください。
・トイレの足元はすりキズが付きやすくなりますのでマットを敷いて保護することをお勧めします。

トイレ

ビル・店舗用床材

・天然木単板使用のため、ヒールマークなどは残る場合があります。
・出入口の砂・ホコリ・水掛かり防止のために、出入口にはマットを敷いてください。
・ワックスは皮膜の強いタイプの木床用(樹脂系)ワックスをご使用ください。
・大型の配膳車を使用する場所には、木質フロアーは使用しないでください。

敷物《要注意!》

クッション性のあるEVA樹脂製や一般の敷物で、床面を変色させる恐れのあるものがあります。
特に白色・淡色系床材では目立つ可能性がありますので、敷物の注意書きの確認や時折敷物下を確認するなど注意してください。
ときどき敷物を移動させて空拭きしたり、汚れがある場合は中性洗剤や中性の床クリーナーで拭いてください。

健康への配慮

ホルムアルデヒド

特に新築やリモデル直後、気温が高くなる夏期には、床材や室内の建具・家具・カーテンなどからホルムアルデヒドが放散し、目がしみたり臭いを感じることがあります。
室内が長期間密閉状態になることがないように、ふだんから通気や窓を開けるなどして換気することが大切です。
また24時間換気システムをご使用の場合は、運転スイッチを切ったままの状態にせずに、常に新鮮な空気を供給できるようにしましょう。

ふだんから通気や窓を開けるなどして換気することが大切です。

床材の滑り性能について

日常生活の付着物により著しく滑りやすくなる場合もございますのでご注意ください。
汚れの付着などがある場合は、中性洗剤や中性の床クリーナーで拭いてください。

ペット共生への配慮

ペット

・ペットの歩行に優しい製品もご用意しています。(全ての犬・猫の滑りに配慮はできていませんのでご注意ください。)
・ペットの爪で表面に引っかき傷が発生したり、排泄物で変色する場合があるため、ご注意ください。
排泄物はすぐに拭き取ってください。
・必要に応じ敷物をご使用ください。

ペット共生への配慮