テレワークを快適にするリフォーム事例11選!作り方のポイントも紹介

テレワークを快適に行うためのリフォームは、どのようなポイントに注意すれば良いでしょうか。ご家庭の環境を活かしたうえで作業効率が上がる11のプランを紹介しつつ、注意すべきポイントを解説します。テレワークのためのリフォームで利用できる補助金制度についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
テレワーク空間を作る際のリフォームのポイント
極端に言えば、パソコンを開くスペースさえあればテレワークをすることは可能です。しかし、作業効率や快適性を考えるなら、ワークスペースの場所や広さ、収納力などにもこだわった方が良いでしょう。テレワーク空間を作る際に考慮したいポイントをいくつか紹介します。
ワークスペースを作る場所
まずはワークスペースをどこにするか考えてみましょう。ライフスタイルに合わせた場所に作る事が大切です。
例えば、お子さまの世話をしながらテレワークするならば、ワークスペースもリビング内にあると便利です。集中して作業したいなら、一室を防音室にしたり間仕切りを作ったりするなど、家族が過ごす空間とは分けるほうが良いでしょう。
ご自宅のスペースが限られている場合、動線の邪魔にならない場所を選ぶことも大切です。例えばリビングの一角をワークスペースにする場合、他の部屋やトイレなどに向かう動線上にテレワーク空間を作ってしまうと、家族の移動を妨げることになりかねません。
ワークスペースの広さ
設置するデバイス | 幅 | 奥行 |
---|---|---|
ノートPC×1 | 60~80 cm | 45~60 cm |
デスクトップPC×1 | 60~80 cm | 60~80 cm |
ノートPC×1+モニター×1 | 100~120 cm | 60~80 cm |
テレワークに使用するデバイスに合わせて、ワークスペースに必要な幅を決めましょう。使用するデバイスがノートPCやデスクトップPCなど1つだけならば、幅は60~80㎝あれば十分です。しかし、モニターを別に置く場合や、紙の資料などを広げて作業する必要がある場合、幅や奥行きに余裕が必要となるでしょう。
また、奥行にも注意が必要です。モニターを別に置く場合やデスクトップPCを利用する場合は、ノートPCよりも15~20㎝ほど広めの奥行があると作業がしやすくなります。
収納力
仕事の資料や道具を収納するスペースも検討しておきましょう。資料や道具が必要になるたびに別室の本棚やデスクまで取りに行っていると、作業効率が低下してしまいます。ワークスペース周辺に収納を設置して、必要なものをすぐに取り出せるようにしておきましょう。
とはいえ、収納が多すぎると幅を取ってしまい、ワークスペースが家の中のスペースを圧迫してしまうことがあります。広すぎず狭すぎないように、バランスを考えて収納スペースを作りましょう。
防音性能
集中して仕事したいなら、防音にも気を配りたいです。壁はもちろん、床、ドアなどにも防音効果のあるものを取り入れることで、仕事しやすいテレワーク空間が生まれます。
ただし、別の部屋にいるお子さまの様子に気を配りながら作業をする場合は、部屋の外の音が入ってこないと、お子さまのトラブルに気付きにくくなります。希望する作業スタイルを明確にしてから、防音性を検討するほうが良いでしょう。
コンセントの数
PCやモニター、スマホの充電、プリンター、電話機など、ワークスペースには多数のコンセントが必要です。ワークスペースの位置から遠いと延長コードが必要になるだけでなく、見た目が悪くなり、仕事のモチベーションにも影響を与えかねません。
できればデスクの下や真横など、ワークスペースのそばにコンセントを取り付けるようにしましょう。事前にどれくらい必要か確認しておけば、無駄が生じにくいです。
照明設備
ワークスペースを作る場所によっては、明るさが不足することもあるでしょう。スタンドライトを設置したり、新たに照明を付けたりする必要があります。
特に間仕切りを追加してワークスペースを確保する場合は、お部屋の照明の追加も検討しましょう。手暗がりにならないように、照明の位置にもこだわってください。
集中できる空間でテレワークしたい人におすすめのリフォームプラン
とにかく集中できる空間を確保したいという方に、おすすめのリフォームプランを紹介します。いずれも物置やリビングなどの、すでにある空間を活かしてリフォームする事が出来ます。
物置を書斎にリフォーム

活かしきれていない物置がある場合は、書斎としてリフォームをしてみてはいかがでしょうか。物置ならば適度な広さなので、必要なものをすべて手の届く範囲に置くこともできます。また、完全に仕切られたドア付きの個室のため、仕事に没頭しやすいでしょう。
リビングの一角をワークスペースに

リビングの一角が余っている場合は、デスクと収納を設置してワークスペースにするのはいかがでしょうか。間仕切戸を取り付ければ、完全に独立した空間を確保することもできます。家族の息づかいを感じる位置なので、お子さまの様子が気になる方にもおすすめです。
寝室にちょっとしたワークスペースを

寝室にデスクを置くスペースがあるならば、ワークスペースとして使うのはいかがでしょうか。デスクの隣に間仕切りを立てれば、視界が制限されてより集中しやすくなります。夜遅くまで作業をすることが多い方も、寝室ならば家族の生活を乱しにくいでしょう。
広々とした空間でテレワークしたい人におすすめのリフォームプラン
開放感があるほうが、作業に集中できるという方もいらっしゃることでしょう。広々空間でテレワークできるリフォームプランをご紹介します。
デスク上を広々と使えるワークスペース
大容量の収納力が自慢のワークスペース

仕事に使う資料や文具などが多い方は、大容量タイプの収納とデスクが一体型の家具を導入してみてはいかがでしょうか。資料を取りに移動する時間を節約できるので、作業効率も大幅にアップするでしょう。
ご夫婦並んで仕事ができるワークスペース
子育てと仕事を両立したい人におすすめのリフォームプラン
お子さまがいらっしゃればテレワークには別の課題があります。お子さまも親御さまも、おうち時間を快適に過ごせるリフォームプランをご紹介します。
お子さまと並んで仕事ができる

お子さまの勉強を見ながら仕事をすることが多い方は、お子さまの勉強スペースと隣り合うタイプのワークスペースはいかがでしょうか。お子さまの質問にすぐに答えてあげられるので、やる気を伸ばす効果も期待できます。
お子さまを見守りながら仕事ができる

お子さまを見守りながら作業をする方は、ダイニングのそばにワークスペースを作ることもできるでしょう。壁面収納にデスクが埋め込まれたタイプなら、子育てと省スペースを同時に叶えることができます。
半個室の空間で仕事と子育てを両立

リビングの一角を完全に区切ってしまうのではなく、収納棚などを活用して半個室として区切り、ワークスペースにすることもできます。同じ空間でお子さまと過ごすので、危険やトラブルには注意を払いながらも、仕事にも集中しやすくなります。
ペットと同じ空間でテレワークしたい人におすすめのリフォームプラン
ネコと一緒にお仕事

日中、飼い主が家にいるということは、ペットにとっても大きな環境の変化となります。「かまって欲しい」とそばに来ることもあるでしょう。そんなペットの期待に応えつつ仕事にも専念できるように、ワークスペースの周りにペットの遊び場などを配置するのはいかがでしょうか。
限られたスペースでテレワークをしたい人におすすめのリフォームプラン
壁付けカウンターでコンパクトなワークスペース


テレワークする場所がないとお嘆きの方も、アイデア次第で作業空間を作り出すことは可能です。例えばテレワーク用のデスクを置くことが難しい場合は、壁にカウンターを取り付けてワークスペースとして使用するのはいかがでしょうか。棚板を追加する事で収納として活用することも出来ます。
テレワーク向けのリフォームには補助金の申請ができる?
国土交通省では、在宅ワーク向けのリフォームに対して、100万円を上限として費用の3分の1を目途に補助金を支給する制度の策定を検討しています。
増築や防音対策などの幅広いリフォーム工事に適用されることが想定されているので、政府の動きにも注目です。
また、自治体などで補助金制度が創設される可能性がありますので、お住まいの自治体の広報もこまめにチェックするようにしましょう。
ライフスタイルと作業効率を両立できるリフォームプランを!
テレワークのためのワークスペースは、各自のライフスタイルによって場所も大きさもレイアウトも異なってきます。また、仕事と育児の両立を目指すのか、防音性が高く集中できることを第一義とするのかなど、どの程度の作業効率を求めるかによっても理想とするリフォームプランは異なります。
DAIKENでは、テレワーク向けの幅広いリフォームプランを提案しています。ぜひライフスタイルに合わせた理想のプランを見つけてください。