アップフロントカーボン
アップフロントカーボンは、建築や製品のライフサイクルにおける製造および建設の初期段階で発生するCO2排出量のことです。主に建材の製造や運搬、施工など、運用前のステージでの環境負荷を示しています。
建築物のライフサイクル全体を通じた環境負荷を最小限に抑えるためには、アップフロントカーボンの削減が重要視されています。
日本では、特に設計段階での炭素評価が注目されており、建設・設計業界では建設費用とCO2排出量を比較しながら効率的な設計を導入している傾向です。
欧州の一部の国や米国の一部の州では、アップフロントカーボンの情報開示がすでに義務化されており、日本でも国際基準を満たしたCO2排出削減への対応が求められています。
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<監修>
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今西 千登瀬 (いまにし ちとせ)
- ■資格
- 宅地建物取引士、2級建築施工管理技士、インテリアコーディネーター、賃貸管理業務主任者、ライフオーガナイザー1級、リビングスタイリスト1級、ホームステージャー2級、他多数。
1979年、東京都出身。東京ファンライフ不動産 代表。
大学時代に空間デザインを学び、大手建材メーカーにて住まいのコンサルタントを経験。
その後、不動産仲介・住空間提案に携わり、現在は「子育て住空間コンサルタント」として活動。
これまでに手がけた住宅提案は 1万件以上 にのぼり、豊富な経験をもとに一人ひとりに合った住まいと暮らしを提案している。住生活全般をカバーする幅広い専門性を強みに、快適で美しく、ライフスタイルに寄り添った住空間づくりを行っている。
また、SNSやコラム、YouTubeなどを通じて40代女性に向けた「からだ・心・地球にやさしい暮らし」を発信。美容・睡眠・セルフケアといったテーマも融合し、より心地よく軽やかに暮らせるライフスタイルを提案している。