建築用語集

気積

気積

「気積(きせき)」とは、室内の空気の容積を指し、「床面積 × 天井高さ」で算出されます(※床から4m超の部分や設備容積は除く)。労働安全衛生法に基づく事務所衛生基準規則では、常時就業する室の気積を労働者一人当たり10㎥以上確保することが義務付けられています。十分な気積が保たれていないと、二酸化炭素濃度の上昇や温度変化が起こりやすく、作業効率や健康に悪影響を及ぼす可能性があります。反対に、適切な気積の確保は換気や空調が効果的に働き、快適で安全な職場環境が維持されます。建築設計やオフィス計画では、人数に応じた気積を考慮することが重要であり、空間の広さと高さのバランスが環境の質を大きく左右します。

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<監修>

  • 塩野 良 (しおの まこと)

    ■資格
    一級建築士、管理建築士

    1979年生まれ。一級建築士事務所シオノマコトアーキテクツ代表。東洋大学工学部建築学科卒業後、総合建築設計事務所にて教育施設・福祉施設・住宅・店舗・オフィスビル・機械製作工場など、幅広い用途の建築設計・監理業務に携わる。

    現在は医薬、飲料・食品プラントエンジニアリング会社にて、建築設計から施工管理までを担当し、全国各地の様々な工場立ち上げに関与。
    実務経験を通じて、機能性を重視した意匠性の高い空間づくりを追求している。

    個人事務所では、これまでの経験を活かした執筆活動から、住宅設計やリノベーション、移動式住宅の設計、工場敷地の遵法化調査・是正提案なども手がけ、クライアントの多様なニーズに寄り添った提案を心がけている。

    人と環境にやさしい建築を目指し、ユーザーの視点を大切にした設計を信条としている。ユーザーの日々の暮らしに寄り添い、喜んでもらえる建物をつくることが、建築士としての喜びであり原動力となっている。