建築用語集

エンボディードカーボン

エンボディードカーボン

エンボディードカーボンとは、建築物の建設や輸送、修繕、廃棄・リサイクルなど、運用以外のCO2排出量のことです。建設業界のCO2排出量は、世界のCO2排出量の中で約40%を占めており、建物やインフラを持続可能にするための重要な指標となっています。
エンボディードカーボン削減の具体例には、リサイクル素材の使用、エネルギー効率の高い製造プロセス、地元の材料の活用などがあります。
ヨーロッパ諸国ではエンボディードカーボン算定が義務付けられている国や、上限を超えた建築物の建設を禁止している地域もあります。日本では環境負荷を抑えた長寿命の建物や、既存資源を生かした改修などで、建築時のCO2排出量の削減が推奨されています。

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<監修>

  • 今西 千登瀬 (いまにし ちとせ)

    ■資格
    宅地建物取引士、2級建築施工管理技士、インテリアコーディネーター、賃貸管理業務主任者、ライフオーガナイザー1級、リビングスタイリスト1級、ホームステージャー2級、他多数。

    1979年、東京都出身。東京ファンライフ不動産 代表。

    大学時代に空間デザインを学び、大手建材メーカーにて住まいのコンサルタントを経験。
    その後、不動産仲介・住空間提案に携わり、現在は「子育て住空間コンサルタント」として活動。
    これまでに手がけた住宅提案は 1万件以上 にのぼり、豊富な経験をもとに一人ひとりに合った住まいと暮らしを提案している。

    住生活全般をカバーする幅広い専門性を強みに、快適で美しく、ライフスタイルに寄り添った住空間づくりを行っている。

    また、SNSやコラム、YouTubeなどを通じて40代女性に向けた「からだ・心・地球にやさしい暮らし」を発信。美容・睡眠・セルフケアといったテーマも融合し、より心地よく軽やかに暮らせるライフスタイルを提案している。