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当社温室効果ガス削減目標がSBTイニシアティブ認定を取得

~2030年までに2021年度比25%の削減目指す(Scope1.2)~

大建工業株式会社(大阪市北区、社長:億田正則)は、当社グループの2030年までの温室効果ガス排出削減目標が、「科学的根拠に基づいた目標」としてSBT(Science Based Targets)イニシアティブに認定されましたので、お知らせします。

SBT認証を取得した当社の温室効果ガス排出削減目標

削減対象 目標年 削減目標
Scope1.2 自社による温室効果ガスの直接排出
および購入電力の使用に伴う間接排出
2030年 2021年度比 25%削減
Scope3 Scope1・2以外の間接排出
(自社の活動に関連する他者の排出)
2030年 2021年度比 13.5%削減

SBTイニシアティブとは、気候変動対策に関する情報開示を推進する機関投資家の連合体のCDP、世界資源研究所(WRI)、世界自然保護基金(WWF)、国連グローバル・コンパクト(UNGC)が2014年に設立した国際的な共同団体で、パリ協定が求める水準(※)と整合する科学的根拠に基づいた温室効果ガス排出削減目標の設定を企業に働きかけることを目的に活動するものです。 

『SBT』ロゴマーク

(※)産業革命以降の気温上昇を2℃未満、もしくは1.5℃未満に抑えるという国際的な目標水準

当社グループは、「グループ企業理念」に基づき、事業を通じて未来へ続く豊かな社会と環境に貢献することを目指しています。2021年には、2050年に向けた長期的な取り組み姿勢と方針、目標を定めた「DAIKEN環境ビジョン2050」を策定し、現在、本ビジョンの実現に向けて「資源循環の推進」「気候変動の緩和」「自然との共生」の3つの視点で持続可能な社会の実現に向けて取り組みを進めています。

世界的に大きな問題となっている「気候変動の緩和」については、2050年のカーボンニュートラルを目標として取り組んでおり、その中間目標となる2030年に向けた目標が、今回、科学的な根拠に基づいた「2℃を十分に下回る目標(Well below 2℃)」として、SBTイニシアティブに認定されました。
自社の温室効果ガス排出(Scope1.2)削減目標達成に向けては、国内外の各製造拠点に削減目標を設定し、生産性改善・歩留まり向上・自主保全によるロス低減・生産プロセスの合理化を進めるとともに、太陽光発電やバイオマス発電など再生可能エネルギーへの切り替えを推進していきます。あわせてサプライチェーン全体の排出(Scope3)についても、製品設計の見直しにより製品のライフサイクル全体での温室効果ガスの排出削減を推進するほか、調達資材を温室効果ガス排出量のより少ない資材に切り替える、調達先へ温室効果ガス排出削減目標の設定を呼びかけるなど、サプライチェーンへの働きかけを進めることによって、目標達成を目指します。

今後につきましても、当社グループは、企業理念である 「笑顔があふれる未来」の実現、そして持続可能な社会の実現を目指し、グループ一丸となって環境問題をはじめとする社会課題解決に取り組んでまいります。

<関連リンク>

・「DAIKEN地球環境ビジョン2050」を策定 リリース
https://www.daiken.jp/news/detail/20211014190506.html

・「SBTイニシアティブWebサイト(英文)
https://sciencebasedtargets.org/

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