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井波ダイケンプロダクツ㈱にドアラインを新設

大建工業(社長:井邉博行)の製造グループ会社である井波ダイケンプロダクツ㈱(社長:岩本真一)では、かねてより主力製品の一つである内装ドアの新生産ラインの建設を進めておりましたが、6月8日竣工の運びとなりました。
新生産ラインには、少量多品種・短納期生産に対応できる最新設備や生産管理システムを導入。これにより、デザインバリエーションのさらなる拡充や、増加傾向にあるサイズオーダーへの対応力強化、そして生産リードタイムの大幅な短縮が可能となります。多様化する顧客ニーズに即応できる生産体制を構築することで、既に国内トップを誇る内装ドア販売実績・約80万本/年(平成17年度)を、今後3年間で100万本/年にまで引き上げ、ダントツのトップシェアを獲得したいと考えております。

【背 景】
井波ダイケンプロダクツ㈱の前身である井波工場(平成16年に分社化)で内装ドアの生産が本格スタートしたのは、【1号ドアライン】を新設した平成元年にまで遡ります。以降、平成7年にコンピューター集中管理システムによる自動化設備を導入した【新ドアライン】を、そして平成13年には框組タイプドア※専用の【框組ライン】を同工場内に建設。また、中国にも生産工場(大建工業(寧波)有限公司)を新たに設けるなど、順次、生産能力を増強し、販売量も伸ばすことで、業界トップのシェアを獲得するに至りました。
※框組タイプドアとは、ドア本体を構成する縦框・横框・鏡板・ガラスといった部材を別々に製造し、最後に組み立てるタイプのドアのこと。彫りが深く、高級感がある。
さらに当社はここ数年、顧客ニーズの多様化に対応するため、そして競合他社との差別化を図るため、内装ドアの品種・デザインの大幅な増加に着手(内装ドアの全品番:13000品番)。これに加え、昨今急増する高さや幅寸法のサイズオーダーにも柔軟に対応するため、井波ダイケンプロダクツ㈱では、3つの生産ラインと共に協力工場の活用により多品種・特注対応に努めてまいりました。
大建工業㈱および井波ダイケンプロダクツ㈱では、このデザインバリエーションの豊富さ、そしてサイズオーダー対応の柔軟さに対する顧客の要望は、今後益々強まるものと判断。これら要望に積極的に対応するため、サイズオーダー品・新製品への対応力強化の一つとして、既設ライン(1号ドアライン)を少量多品種でしかも短納期生産が可能な新生産ラインへと根本的に改造することとしました。
工事は昨年6月からスタート。今年5月中には新ラインを完成させ、来月から本格生産をスタートさせる予定です。

【新生産ラインの概要】
 1.設置工場   : 井波ダイケンプロダクツ㈱
 2.設備投資額 : 約8億円
 3.建屋面積   : 約6,600㎡
 4.生産品目   : 住宅用木製室内ドア
 5.生産能力   : 2万本/月(従来ライン 1万本/月)

【新生産ラインの主な特長】
 1.加工対応範囲が広く、様々なデザインの内装ドアを生産することが可能。また、サイズオーダー品(幅や高さ寸法の変更)についても柔軟に対応できます。
 2.装置のセット替えを短時間で行える設備設計とすることで、時間的ロスもなく1本づつ違った品目を生産することが可能。
 3.受注・生産・出荷にいたるまでの管理システムおよび生産工程を改革することで、生産リードタイムを短縮すると共に、省人化を実現しました。
  ※生産リードタイム:受注後納品まで10日から7日へと短縮することが可能となり、今年度中の実施を予定。
  ※省人化:約20%の人員を削減。

◆井波ダイケンプロダクツ㈱の概要
所 在 地  : 富山県南砺市井波1−1
設立年月日 : 平成16年10月1日
工場操業年 : 昭和20年
事業内容  : 室内ドア、造作材、階段部材の製造
土地面積  : 55,000㎡
従業員数  : 300名
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