押し入れ収納をおしゃれに使うアイデア12選!布団・服・おもちゃの収納術

押し入れ収納をおしゃれに使うアイデア12選!布団・服・おもちゃの収納術

押し入れの使い方や収納アイデアについてご紹介しています。収納ケースやラックなどを使った、布団や服、おもちゃなどの収納アイデアも解説。ぜひこの記事を参考に、今お使いの押し入れを有効活用してください。また、ご自宅の押し入れに合わせて設置できる、DAIKENおすすめの収納ユニットも紹介しています。

押し入れ収納の基本

押し入れ収納の基本は、大きな空間をゾーンごとに区切って、収納する物を決めていくことです。収納したい物の「使用頻度」と、押し入れをどう使うのかといった「目的」からゾーン分けし、置き場所を決めていきます。実際に押入れを使用するときは、以下の3つのゾーンに分けてみましょう。

上手に使いこなして、使いやすくて多くの物が収納できる心強いスペースを完成させましょう。

1.上段(天袋)・中段・下段の横のゾーン 

押し入れは、天袋・上段・下段の3つのゾーンに分けることができます。1番出し入れのしやすい上段に、日常的に使用する物を収納しましょう。天袋や下段は使用頻度や重さに合わせて、収納する物を決めていきます。

天袋

天袋は脚立や踏み台が無いと手が届かない収納場所です。そのため、軽くて、使用頻度の低い物を収納するのに適しています。この時、小さくて細かいものは、奥に入ると取り出しづらくなるので注意が必要です。大きな物を収納するか、小さな物は箱やカゴにまとめるなどして、取り出しやすくするのがポイントです。

【天袋への収納に適しているモノ】
・お節句用品
・イベント用品(誕生日・クリスマス)
・思い出品
・軽い家電(扇風機)
・空のスーツケース
・いただき物のタオル
・シーズンオフのかけ布団
・子供用お下がり服
・スキー用品(ウェア・手袋・ゴーグル・帽子)
・キャンプ用具(寝袋・テント)
・シーズンオフの服(不織布入り)

上段

押し入れの上段は一番出し入れのしやすい場所なので、日常的によく使う物を収納します。上段に引き出し収納を使用する場合、中に入っている物が確認できるよう、使う人の目線より下に、引き出しがくるようにしましょう。

【上段への収納に適しているモノ】
・洋服(かける・引き出しへ入れる)
・かばん
・帽子
・布団、毛布、シーツ
・アイロン、アイロン台
・書類、文房具
・掃除用品
・防災用リュック

下段

下段には重い物を収納します。収納用品を使う場合は、キャスターの付いているタイプで取り出せるようにすると便利です。お子さんがいらっしゃる方は、収納場所が低いことを活用して、子供用の収納スペースとしてもお使いいただけます。

【下段への収納に適しているモノ】
・季節家電
・本、アルバム
・敷布団
・シーズンオフの洋服(キャスター付きケース)
・防災グッズ(水、トイレなど重い物)
・子供用の身支度セット
・オムツ
・おもちゃ

2.深い押入れは、前と後で分ける前後のゾーン

奥行の深い押し入れは、収納スペースを「手前」と「奥」に分けて使い分けるのがポイントです。使用頻度を考え、日常的に良く使う物を手前に収納し、奥にはあまり使わない物を収納します。たとえば洋服でしたら、手前にオンシーズンの物を、奥にオフシーズンの物を、という具合です。オムツの場合は、手前に使用中のオムツの袋、奥に買い置きのオムツを収納するといいでしょう。その他、奥に収納するのがおすすめの物は下記の通りです。

思い出の品
シーズンオフの家電
節句・イベント用品
旅行カバン、旅行用品

手前と奥を考える前に、天袋・上段・下段のどちらに収納したらいいか迷う物に関しては、重さとサイズでどちらに入れるか決めます。天袋はサイズも高さも限られますし、重い物の収納には向いていません。

3.扉の開け締めから、左右に分ける縦のゾーン

押し入れを「使う人」や「目的別」に縦のゾーンで区切って使うのもおすすめです。
「使う人」で区切る場合、「左側が妻のゾーン」、「右側が夫のゾーン」と決めて、洋服、かばん、帽子や小物などを収納しておくと、片側を開けるだけで身支度が全て完成し、着替えが簡単になります。

「目的別」に区切る場合、左半分に季節外の家電や節句、旅行用品などの「雑貨」、右半分に布団やシーツ、枕といった「寝具関係」と分けてみましょう。左右に分けておけば、布団を敷く場合でも片側を開ければ出し入れできます。

襖の位置に注意

縦のゾーンで収納計画を立てる際、扉が交差する場所にまたがると取りにくいので、襖については注意が必要です。引き出しや棚など収納用品を購入する時は、サイズを計って、左右どちらか片方の扉で完結するように設置しましょう。

また、片方ずつしか開け閉めできないため、よく使う物を取手側に収納すると便利です。洋服なら取手のある方によく着る洋服を掛けて、真ん中にいくに従いシーズンオフの洋服をかけると、扉を全開しなくても日常の洋服が取り出せます。

【アイテム別】押し入れ収納を便利に使うアイデア12種

便利になる「押し入れ×収納用品」の実例を12種紹介します。収納用品を使うことで、押入れの収納を最大限に活用できるので、ぜひ参考にしてください。

押し入れ×収納ケース

1.収納ケースと通気性のいい不織布で季節外の羽毛布団を収納
羽毛布団は通気性のいい不織布へ入れてしまいます。コンパクトに収納できるだけでなく、圧縮されて、羽が折れる心配もありません。薄いタイプの羽毛布団なら、大きなTシャツの中へ入れて収納することもできます。

2.衣類ケースの中は手前と奥にわけて洋服をしまう
洋服を収納する際は、押入れ用の収納ケースは、奥行きがあるため引き出しの手前はオンシーズン、奥はオフシーズンと分けて収納しましょう。日常生活では半分を引き出して使えますのでおすすめです。その際、引き出しの手前と奥の間に、しっかりしたタイプの紙袋を挟むと、洋服のオンとオフがひと目で分かり便利です。

3.物に合わせて引き出しの高さを選ぶ
収納ケースを選ぶときは、奥行きだけじゃなく、「引き出しの高さ」も気にしてみてください。収納する物によって使いやすい高さが違います。高さのあるケースならジーパンやトレーナーの収納に向いてしますし、低いケースなら下着や靴下の収納に向いています。そのため同じ奥行きで様々な高さを販売している商品を選ぶと、重ねて使えるので便利です。

押し入れ×収納棚・ラック

4.高さのある収納棚で壁面の収納をしっかり使いこなす
押入れを手前と奥で区切ることをお伝えしましたが、上段後ろのゾーンに高さのある収納棚を入れることで、壁全面を利用した収納が作れます。カラーボックスでしたら専用の収納ボックスも別売りされていますので、上手に組み合わせると見た目がスッキリ収まります。

5.伸縮ラックでデッドスペースを活用
布団の上の空きスペースが勿体ないと思われる場合は、幅や高さが変えられる伸縮ラックを使えば、デッドスペースを有効活用できます。ラックの下へ収納したい物を入れて上へ掛け布団を載せてもいいですし、2つに分かれるので、重ねて棚をつくることも出来ます。押し入れに合わせて、幅と高さを調整してみてください。

押し入れ×キャスター(キャスター付きの収納棚)

6.下段にはキャスターのついた収納用品を
下段用の収納用品には、棚タイプ、収納タンスタイプ、収納ケースと選べますが、どちらにしてもキャスター付きを選ぶと便利です。収納タンスは、開閉レールタイプの引き出しなら、スムーズに空けられストレスがありません。また、途中で引き出しが止まるストッパー付きなら、思いっきり引っ張って中身が飛び出すことを防げるのでお子さんのいるお家でも安心です。

7.おもちゃもキャスター付きなら出し入れ簡単
子供のおもちゃは、キャスター付きの収納ケースに入れ、下段にしまうのがおすすめです。お子さんの手の届く位置にあるので、出し入れしやすい収納になります。さらにキャスター付きなら、ケースをそのままお部屋へ出して遊べるので、おままごとやブロックなどの「かさ張って重たいおもちゃ」も簡単に運べます。

また、収納ケースのサイズは、大きすぎないものがおすすめです。大きすぎるとケースの中がゴチャ混ぜになり、「遊びたいおもちゃが見つからない」という状況になることも。押入れをゾーンに分けて、奥にあまり使わないおもちゃ、手前にお気に入りのおもちゃを入れましょう。

8.本棚にはキャスター付きを選びましょう
本の収納にお困りでしたら、押入れの下段にキャスター付きの本棚を設置するのがおススメです。ただし、一番奥の物を出したい場合、お部屋に引き出せるスペースが必要になるので注意しましょう。
大きな本の入るサイズは、重くなりすぎるとキャスターの歪みや、畳の上での引き出しづらいことが考えられますので気をつけましょう。

9.押し入れの前後に使い分ければ衣替えも簡単
キャスター付き収納の活用方法として、奥行き40cm程度のタンスを2つ買い、前後に配置する方法があります。キャスター付きなら、季節ごとにタンスの前後を入れかえれば衣替えも楽々です。前の棚にはオンシーズン、後ろにはオフシーズンの洋服を入れましょう。

押し入れ×突っ張り棒・ハンガーラック

10.ハンガーラックで押し入れを洋服収納に
タンスの上段に突っ張り棒やハンガーラックを設置すれば、クローゼットのように使うことができます。突っ張り式を選ぶ際には、縦横で支える形のタイプがおすすめです。洋服は想像以上に重くなるため、横で支えるだけのタイプでは折れ曲がったりズレ落ちてきたりします。また、どんなに強力タイプの突っ張り棒も、押し入れの中の壁面が手で押してベコベコするようでは使えませんのでその場合は、ハンガーラックにしましょう。足は多少邪魔になりますが、安定していて安心です。耐荷重をチェックして、しっかりした作りの物を選びましょう。

11.突っ張りポールハンガーで小物を収納
突っ張り棒には縦に取り付けられる、ポールハンガータイプの物があります。横に取り付けるより、ズレ落にくく安心です。カバンや帽子、絡まりやすい洗濯用ピンチハンガーなど吊るす収納に向いている物をかけておきましょう。

押し入れ×吊り下げ式収納ボックス

12. 軽くて細かい物は吊り下げ収納へ
ハンガーラックと組み合わせるのに便利な吊り下げ式収納ボックス。帽子、スカーフ、カバンといった洋服関連の物から、マスク、ハンカチと生活用品まで便利に収納できます。細かい物も、箱に入れて収納すれば、なくす心配もありません。

押し入れ収納をおしゃれに使うコツ

押し入れは使い方によって、様々な可能性を持っています。布団の他は適当に収納するのではなく、取り出しやすさとプラスして、扉を開けたときにおしゃれな空間として楽しめるように収納を考えていきましょう。

詰め込みすぎない

「詰め込みすぎないこと」は、押し入れだけではなく、すべての場所にいえる収納のコツです。どんなに整理されていてもギューギューに詰めてしまうと、ひとつの物を取り出そうとした時にスムーズにいかないため、片付けるのが面倒になります。

しかも、押し入れは前後に物が収納されているので、手前に物が多すぎれば、奥の物を出すのが大変になってしまいます。

色・テイストを統一する

扉を空けたときに目に飛び込んでくるスッキリとした空間はとっても気持ちいいものです。
お部屋のインテリアと同じで、色を統一してみましょう。収納用品を買う時は同じお店で揃えるとサイズ的に収まりがいいだけじゃなく、見た目もスッキリ感じます。

白い収納ケースも、商品によって色味が変わりますし、最近はカラフルな商品も売っていますので、可愛いと思い付きで買って多色使いにならないように気をつけてください。棚や引き出し、収納用品を選ぶ際にも、アメリカンビンテージとナチュラルモダンなテイストでは商品が変わりますので、ご自分の目指すインテリアに合わせて揃えましょう。

押し入れ収納の便利な使い方

押し入れを収納スペースとして使うのもいいですが、インテリアの一部やワークスペースなどに使用することもできます。ここでは便利な使い方を3つ紹介いたします。

1.扉をはずしてオープンにする

押入れの空間を部屋と見立てるとかなりお部屋が広がりますので、オープンタイプの収納にしてはいかがでしょうか。詰め込みすぎず、色やテイストをお部屋のインテリアへ合わせた見せる収納にするのもおすすめです。お部屋の雰囲気に合わせて押し入れの色を塗り替えてみてもいいでしょう。

2.押し入れをデスクの代わりにする

リモートワークをされる方も増えてきました。押入れの上段は机代わりに使えます。奥行きがあるので、正面の奥に20~30cm程の棚を置き、文房具や書類を並べると、広々とした使いやすい机が完成します。押し入れの高さは変えられないので、椅子を昇降式タイプにして高さを調整してください。足元スペースを確保さえすれば、押入れ下段の奥は収納場所としても活用できます。

3.子供の秘密基地にする

小学低学年のお子さんでしたら、下段に子供が寝るマットレスを敷いて本や小さなおもちゃを並べ専用スペースにするのはいかがでしょう。天井の低い空間は、秘密基地のようでワクワクします。押し入れの中にウォールステッカーを貼ったり、タッチセンサータイプの電気を置けば、お子さんだけの空間が完成です。子供が小さい時は、家族みんなで同じ部屋に寝たいけれど布団が敷けない場合も、これなら一緒に寝ることができます。

押し入れをさらに使いやすく!DAIKENの収納ユニット

押し入れの収納方法に悩んでいる方は、この機会にリフォームしてみるのはいかかでしょうか。DAIKENの収納ユニットならお使いの押し入れに合わせて、収納方法を自由にカスタマイズできます。こちらでは2つ実例をご紹介します。

押入れをクローゼット化する鉄板ユニット「FiTIO側面棚柱タイプ」

FiTIO側面棚柱タイプ

押入れを機能的なクローゼットに変えるならFiTIO側面棚柱タイプがおすすめです。奥が深い押入れは、洋服の出し入れには少々不向き。しかし、FiTIO側面棚柱タイプなら奥行きの選べる棚板や引き出しを組み合わせられるので、洋服が取り出しやすい収納に変身させられます。

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手狭な押入れの可能性を生かす「押入れ棚板セット」

押入れ棚板セット

手狭な押入れは、押入れ棚板セットで上下収納を取り入れましょう。狭い収納の容量を広げるコツは、スペースの分割。棚板を設置すると、使う頻度ごとにアイテムの整理整頓ができ、物の出し入れがスムーズに。押入れには本来ついていないハンガーパイプなどをオプション付けするとさらに使いやすい収納になります。

詳細はこちら

押し入れには可能性がいっぱい!収納を工夫して使いやすいものにしましょう!

押し入れのゾーンごとの使い方や収納アイデアをご紹介しました。押し入れは容量が多く、たくさんの物をしまえるので、収納用品などを使用して使いやすい押し入れ収納にしてくださいね。

DAIKENでは押し入れに設置できる、豊富な内部ユニットをご用意しています。押し入れのサイズに合わせてオーダーできるだけではなく、ハンガーパイプや棚など自由にカスタマイズし、使いやすい押し入れ収納を作ることができます。

DAIKENの内部ユニットはこちら

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