セグメント別業績推移
素材事業

2021年度の実績
2021年度の素材事業の売上高は、前期末に国内MDF販売子会社を売却したことに伴う減少はありましたが、海外市場でのMDFや米国住宅市場でのLVLの販売増、国内の新築住宅市場、リフォーム市場向けの畳用資材の販売増、公共・商業建築分野向けのダイライトの販売増などにより、増収となりました。
営業利益については、上記の増収効果に加え、原材料価格や海運コストの上昇に対し、合理化・コストダウンや売価への転嫁を進めたこと、また、米国における好調な住宅需要を背景に木材製品の市況価格が高水準で推移したことや、防腐LVLや高強度LVLといった高付加価値製品の拡販に努めたことなどにより、増益となりました。
上記の結果、売上高は1,001億77百万円(前期比24.1%増)、営業利益は129億58百万円(前期比247.2%増)となりました。
建材事業

2021年度の実績
2021年度の建材事業の売上高は、第4四半期連結会計期間におけるドア・床材の納期遅延・受注制限による販売減の影響はありましたが、第3四半期連結累計期間の新築住宅市場、リフォーム市場、公共・商業建築分野向けの床材・ドア・音響製品の販売増などにより、増収となりました。
営業利益については、合板等の原材料価格の上昇に対し、合理化・コストダウンや売価への転嫁を進めましたが、納期遅延・受注制限による第4四半期連結会計期間の減収影響も重なったため、吸収するには至らず、減益となりました。
上記の結果、売上高は919億7百万円(前期比3.6%増)、営業利益は26億80百万円(前期比34.3%減)となりました。
エンジニアリング事業

2021年度の実績
2021年度のエンジニアリング事業の売上高は、オフィスビル等の内装工事の減少などにより減収となりました。
営業利益については、首都圏で手掛けるマンションリノベーションが好調に推移したことなどにより、収益性が高まり、増益となりました。
上記の結果、売上高は202億64百万円(前期比1.4%減)、営業利益は9億52百万円(前期比87.5%増)となりました。