建築用語集 合掌造り(がっしょうづくり)

合掌造り

木材を、手を合わせるように山形に組み合わせて作る急こう配の茅葺き屋根のことを指します。岐阜県にある白川郷の合掌造りが有名です。合掌造りは叉首(さす)構造でできた茅葺き屋根であることが特徴となっています。
叉首構造とは、2本の丸太を屋根の頭頂部で交差させる構造のことです。
茅葺きとは主にススキ等のカヤをつかって屋根を葺く工法です。合掌造りの屋根が急こう配になっている理由は、豪雪地帯における雪下ろしの作業を軽減するためです。合掌造りの屋根裏は、作業場としても利用されています。

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<監修>

  • 竹内 英二

    有資格
    不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士