建築用語集 畳(たたみ)

畳

畳とは日本の伝統的な床材です。わらを糸で縫い固めた畳床(たたみどこ)をイ草で編んだ畳表(たたみおもて)で覆い、畳縁(たたみべり)を縫い付けたものが一般的です。畳の表面の痛みや色褪せが気になる場合は、畳表を裏返したり畳表を新調したりして使用できます。
一般的に畳の縦横比は1:2とされていますが、地域によって大きさが異なります。
西日本で使われる「京間」と呼ばれるタイプは0.955m×1.91mであるのに対し、関東で使われる「江戸間」は0.88m×1.76mです。他にも畳縁がなく、ほぼ正方形の琉球畳があり、同じ6畳間でも広さが異なるので注意が必要です。
最近では畳表の素材に耐久性の高い和紙や樹脂が使われたタイプも見られるようになりました。特に和紙製畳はイ草のような柔らかい風合いを持ちながらも、耐久性があり、お手入れしやすい素材として最近人気を集めています。

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<監修>

  • 大森 理恵

    有資格
    宅地建物取引士・2級ファイナンシャル・プランニング技能士