高級感あふれるウォールナットの床材について知っておこう 高級感あふれるウォールナットの床材について知っておこう

床材フローリングによく選ばれる高級感あふれるウォールナットの
床材について知っておこう

一般住宅や多くの建物の床仕上げ材として広く普及しているフローリング材は、素材や質感・色合い・加工方法などにより豊富なラインアップが用意されています。
住まいのテイストやこだわりに合わせてホワイト調やブラック調などの色調や風合いも選べるほか、機能性においても様々な効果を発揮することが可能です。
天然木の中でも高級とされているウォールナットは、独特の色合いと耐久性の高さ、加工のしやすさ、適度な油分によりエイジングを楽しめるほか、末永く使用できる点においてもインテリアkに関して希少性が高い床材として注目されています。
ここでは、ウォールナットの特長や特性、くるみとの違い、この材質を使用したフローリングの種類のほか、リビングなどで利用するケースとなった場合のお手入れも楽なウォールナット材の床材についてもご紹介します。

目次

ウォールナットとは、どんな木材?

ウォールナットとは、どんな木材?

ウォールナットとはどのような木材なのでしょうか。
チーク、マホガニーとならぶ世界三大銘木のひとつといわれており、クルミ科クルミ属の広葉樹で、和名では「くるみ」と訳されます。
ウォールナットとくるみは同じクルミ科の樹種ですが、建材などで使用する場合にはそれぞれ別のものとして扱います。日本では、ウォールナット材といえば主に北米産のブラックウォールナットのことを指し、くるみ材といった場合は主にアジア産のオニグルミを指します。くるみ材は少し赤みがかった明るい茶褐色が特徴です。

ウォールナット材は、ダークブラウン調の深みのある落ち着いた色合い、質感や美しい木目など、ほかの木材には見られない意匠性の高さや加工のしやすさから、人気の高い木材です。衝撃や摩耗にも強く耐久性の高さも魅力のひとつで、適度な油分を含んでいることから肌触りもよく、家具や床材などに用いられるほか、高級車やヴィンテージカーの内装用ウッドパネル・指揮台など、幅広く使用されています。
他の木材では代用しにくく、必然的に価値が高まっていることからウォールナット材は高級木材としても有名です。
モダンや重厚感のあるテイストはもちろん、ウエストコースト、アンティーク、ヴィンテージ、ナチュラル調のお部屋づくりにもおすすめの木材となっています。

天然ウォールナットのフローリング材の種類

天然ウォールナットのフローリング材の種類

ウォールナットを使用したフローリング材にはどのようなものがあるのでしょうか。

天然木を用いたフローリングは「無垢材」と「複合材」があり、「無垢材」とは、1本の木から切り出して表面を加工した材料です。節の多さや色味・品質によって等級・グレードが分けられ、採れる木材の量も限りがあるため、価格に幅があることが特徴です。
また、機能面においては調湿機能が備わっているほか、経年による変化を楽しめることも無垢材特有の魅力です。デメリットとして、温度や湿度によるサイズの変化があること、ワックスがけなどの定期的なメンテナンスが必要なこと、水分を吸収しやすくシミや汚れが発生しやすいこと、希少性の高さから価格が高めとなることなどが挙げられます。

「複合材」とは、合板などの基材の表面に、薄く削り出した天然木やプリントシートを張って仕上げたものを指し、化粧材ともいわれます。
表面に張る天然木の厚みが2~3mm程度のものを挽板フローリングといい、厚みがある分、無垢材に近い質感を味わうことが可能です。
温度や湿度によるサイズの変化が少なく、無垢材に近い意匠性+無垢材にはない機能性を比較的安価に導入できるため、非常に人気のあるフローリング材となっています。
無垢のウォールナット材は、キズや水濡れにも注意する必要がありますが、表面に特殊加工が施されている複合フローリングを使用すれば、水まわりでも気兼ねなく施工が可能です。

天然ウォールナット材に近づけた化粧シートフローリング

近年では印刷技術も向上していることから、複合材の中でも、オレフィンなどの樹脂を表面に張った化粧シートフローリングを検討してみるのも良いかもしれません。天然のウォールナットの木目柄をリアルに再現した化粧シートフローリングは、キズや汚れに強く、ワックスがけも不要なものが多いため、メンテナンスの手間が大幅に減ります。
床暖房へのリフォームに使えるウォールナット柄の化粧シートフローリングなどもあり、住まいの様々なスペースでウォールナットの魅力を堪能することができます。

ウォールナットのまとめ

天然ウォールナット

ここまで、ウォールナット材の特徴・特性、フローリングの種類についてご紹介しました。
ウォールナット材を自宅に採用する際、あくまで本物にこだわるなら無垢フローリング、本物の質感と機能性を両立するなら表面の化粧材に突板・挽板を施した複合フローリング、機能性・メンテナンス性を重視するなら化粧シート採用の複合フローリングがおすすめです。
ウォールナットを採用した床材はバリエーションも豊富ですので、床材の材料やフローリングの張り替えを検討中の方は、選択肢のひとつとして後悔の無いよう検討してみてはいかがでしょうか。

※金額は全て目安になります。実際の現場状況や時期によって価格は変動します。詳しくはお近くの施工店様にご相談ください。

※ここに掲載されている情報は2023年2月16日時点のものであり、最新の情報と情報が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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