ドアのサイズにもいろいろある? 室内ドアの標準サイズとは? ドアのサイズにもいろいろある? 室内ドアの標準サイズとは?

ドアのサイズにもいろいろある?
室内ドアの標準サイズとは?

皆さん、お住まいの室内ドアの使い勝手は良好ですか?
毎日、幾度となく開け閉めしていると、「バタンと締まる音にびっくりする」とか「ストッパーがスペースを取るので通りにくい」、「扉の汚れやキズが気にある」などといったお悩みが生じることもあるでしょう。新築工事以外の家には既にドアが設置されていますから、時に想定外の不便な思いにとらわれることもあります。

そのような場合には、機能的でデザイン性に優れた室内ドアが多くありますので、室内ドアをリフォームするのも方法のひとつです。その際に必要になるのがドアを取り付ける部分のサイズ。今回は開き戸を中心として、室内ドアの規格サイズや測り方にふれ、目的に応じた室内ドアのリフォームをご紹介していきます。

目次

室内ドアの標準的なサイズとは?

室内ドアの標準的なサイズとは?

室内ドア(開き戸)には、メーカーで規格されている標準のサイズがあり、お住まいのドアに応じて、またはご希望のサイズに応じて選べるようになっています。

例えば、DAIKENが扱う室内ドアの標準規格サイズには次のような5つのパターンがあります。

(枠外幅) (枠外高さ) (扉サイズ) (有効開口寸法)
1. 875mm 2045 幅818×高さ1992mm 750mm
2. 850mm 2045 幅793×高さ1992mm 720mm
3. 780mm 2045 幅723×高さ1992mm 655mm
4. 755mm 2045 幅698×高さ1992mm 630mm
5. 735mm 2045 幅678×高さ1992mm 610mm

枠外の幅や高さというのは、ドア枠も含めたサイズのことです。高さはどれも共通の規格となっていて、それ以上の高さにする時は「ハイドア」を注文するか、もしくはオーダー品となります。

お住まいのドア幅を測ってみよう

それでは、実際に自宅の室内ドアがどのくらいのサイズなのか測ってみましょう。
室内ドアのサイズは「枠の内側」と「枠の外側」の幅と高さを両方とも測りますが、事前にドアの水平と垂直がきちんと取れていることを確認することも重要です。
まず水平器(ホームセンターなどで購入できます)を使って、ドアの水平と垂直が取れているかを確認できたら、扉のサイズを測ります。高さを測る時には、枠の内側にメジャーを当てて、上部、中部、下部の3か所を測り、最も小さいサイズを採用します。

これで現在お使いになっているドアの正確なサイズを知ることができ、リフォームする新しいドアのサイズもイメージしやすくなります。ドアをワンサイズ大きめのものにリフォームしたい時は、オプション枠の採用や必要開口寸法にまで壁を広げるなど、どのような方法があるのかがより具体的にわかります。

昔と今、室内ドアの規格サイズを比較すると

昔と今、室内ドアの規格サイズを比較すると

ドアの標準的なサイズは、実をいうと時代とともに変化していています。古い住宅の室内ドアをくぐった時、頭をぶつけそうになったという経験はないでしょうか。それは、建物が50年から100年前の古い規格に基づいたサイズで作られているためです。

こうした家屋で基準となっているのは日本建築ならではの「一間=182cm」と「半間=91cm」という規格。ここから各部分のサイズがはじき出されています。しかし、日本人の平均身長は100年前より約20cmも大きくなっていますので、鴨居に頭をぶつけたり、廊下や階段を通り抜けにくかったりという問題が生じてしまうのです。身長170cm以上の人だと、おそらく頭をかがめて通ることになるでしょう。

このように、古くから日本建築の目安サイズとされてきた「一間」「半間」は、現代人にとって少し窮屈に感じるわけですが、リフォームする時には、この規格サイズにこだわるよりも、思い切って自由にプランを立ててみる方が効率的で便利です。

目的別の室内ドアリフォーム

目的別の室内ドアリフォーム

室内ドアをリフォームすると、豊富なデザインと機能性によって暮らしが彩られ、生活の質も高まります。目的に応じて室内ドアをセレクトしましょう。

今よりも有効開口寸法を大きくしたい
現在仕様しているドアよりもワンサイズ大きくしたい時には、有効な枠外寸法まで壁を一部壊して広げる方法もあります。
トレンドデザインを取り入れたい
趣あふれる木目調の他、ソリッド調、レザー調、グロス調などの目新しさを感じられるトレンド柄もあり、豊富なバリエーションから選ぶことができます。インテリアに「自分らしさ」を加え、ドア1枚で雰囲気もぐっと変化します。
採光も可能なドアにリフォームしたい
大採光でたっぷりと光を取り込めるタイプもあれば、採光部に意匠性を加えて光の入り方に工夫を凝らした個性的なデザインもあります。細いスリットが入ったようなライン採光は、室内に灯りがともれば光がもれ、廊下や隣の部屋からも人の気配を感じることができます。
換気が確保できる室内ドア
居室と廊下などの間に換気経路を設ける場合、開き戸は有効開口面積100~150cm程度が必要とされています。その際は室内ドアに換気ガラリや高さ1cm程度のアンダーカットを設けると、必要な通気を確保することができます。
衛生対策に配慮したい
マスク、手洗、換気などに加えて、触る部分に衛生的な配慮をしたい時は、「抗ウイルス・抗菌機能」を付与したドアもあります。レバーハンドルや扉の表面に付着した特定ウイルスの数を減少させる効果があります。
ペットが行き来できるドアにしたい
愛犬や愛猫が自由に出入りできる室内ドアが欲しい場合は、ペット用のくぐり戸付きドアが便利です。マグネット付きフラップ扉付き開き戸を選ぶと、ペットが通らない時にはピッタリ閉まり、冷暖房の効率が下がることもありません。ロック機能も装備されており、ペットの行き来の制限も可能です。
室内ドアは、快適な空間を実現するための大切な要素です

室内ドアは、快適な空間を実現するための大切な要素です。ライフスタイルの変化に合わせ、
家族全員にとって住みやすい家になるよう、限りなく理想に近いドアを設置することが大切です。
使いやすさと意匠性が暮らしの質を、よりいっそう高めてくれるでしょう。

※ここに掲載されている情報は2022年7月1日時点のものであり、ご覧いただいている日と情報が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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