用語集

用語 説明
インターナルカーボンプライシング 企業内部で設定する社内炭素価格。CO2排出量削減、省エネ推進に対するインセンティブ、社内の意識改革、投資意思決定の指針など、低炭素投資・対策を推進するための仕組み。
サーキュラーエコノミー 従来の3R(Reduce、Reuse、Recycle)の取り組みに加え、資源投入量・消費量を抑えつつ、ストックを有効活用しながら、サービス化等を通じて付加価値を生み出す経済活動(循環経済)。資源・製品の価値の最大化、資源消費の最小化、廃棄物の発生抑止等を目指すもの。
サーマルリサイクル 廃棄物を単に焼却処理するだけではなく、焼却の際に発生するエネルギーを回収・利用すること。大建工業グループでは、製品の原材料として使用できない木材チップや加工工程で発生する端材、木粉を、製造工程の熱源として必要な木質バイオマスボイラーの燃料として活用している。
サステナビリティ・トランスフォーメーション(SX) 不確実性が高まる環境下で、企業が「持続可能性」を重視し、企業の稼ぐ力とESG(環境・社会・ガバナンス)の両立を図り、経営の在り方や投資家との対話の在り方を変革するための戦略指針。2020年8月に経済産業省の「サステナブルな企業価値創造に向けた対話の実質化検討会」において提言されたもの。
セルロースナノファイバー(CNF) 木材などから抽出される細胞壁主成分の一種であるセルロースを、幅15ナノメートル程度(ナノメートルは100万分の1ミリ)にまで細くした繊維。Cellulose Nano Fiberの略でCNFとも呼ばれる。
ソリューション提案 既存製品の組み合わせや、製品以外のプログラムを作成することで顧客の課題解決を図る意味で使われることが多い。顧客の困りごとに対し、既存製品だけでなく、ニーズに合わせた製品開発や、空間の環境改善を目的としたシミュレーションを活用した空間提案などがあてはまる。
単板 丸太を桂剥きの要領で切削した木材の薄板(厚さ2~4mmの薄板:ベニヤ)。LVLや合板の製造、家具や建材の表面化粧材に使用される。
ニューノーマル 社会に大きな変化が起こり、変化が起こる以前とは同じ姿に戻ることができず、新たな常識が定着する状態(新常態)を指す。大建工業グループでは、新型コロナウイルス感染症の世界的拡大を背景とした2020年以降の社会、生活様式、意識等の変化による新常態への対応をマテリアリティ「ニューノーマル時代のユーザーニーズ」として位置付けている。
プレゼンティーズム 欠勤には至っておらず勤怠管理上は表に出てこないが、健康問題が理由で生産性が低下している状態。大建工業グループでは、健康経営の推進にあたり、各種施策の効果測定の指標として「プレゼンティーズム損失割合」をESG目標の一つに設定している。
マテリアルリサイクル 使用済み製品や生産工程から出る廃棄物などを回収し、利用しやすいように処理して、新しい製品の材料もしくは原料として使うこと。大建工業グループでは、木材を可能な限りマテリアルとして活用していくことを追求する考えから、主力製品であるMDFやインシュレーションボードは、製材端材や建築解体木材由来の木材チップを主原材料として使用している。
ラワン材 東南アジアの天然広葉樹木材。加工性が高く、合板や家具の芯材などに使用される。
CSV Creating Shared Value(共通価値の創造)の略。企業が社会ニーズ(社会課題解決)へ対応することで、経済的価値と社会的価値をともに創造するアプローチ。2006年にアメリカの経営学者マイケル・ポーター教授らによって提唱された考え方。大建工業グループでは、「社会課題に対し、DAIKENらしさを活かした共通価値を提供することで解決策を見いだすこと」と定義、成長戦略との連動性を高めるべく強化を図っている。
LVL 単板積層材(Laminated Veneer Lumber)の略。丸太を切削した単板を、繊維方向にすべて平行にして積層・接着した木材加工製品。住宅の柱や梁、家具の枠材、階段セット、ドアの枠・芯材などに使用される。
MDF 中密度繊維板(Medium Density Fiberboard)の略。製材端材などを主原料に活用し、板状に成形した木質繊維板。床材の基材やドア、収納、家具の芯材などに使用される。
WPC加工技術 WPCは、Wood Plastics Combinationの略。木材組織にプラスチックを注入・充填して硬化させる当社独自の技術。床の表面材に加工を施すことで凹みやキズに強さを発揮する。