環境戦略

「DAIKEN地球環境ビジョン2050」実現に向けた取り組み

2021年10月、大建工業グループにおける環境課題への長期的な取り組み姿勢と方針、目標を定めた「DAIKEN地球環境ビジョン2050」を策定しました。本ビジョンの実現に向けて「資源循環の推進」「気候変動の緩和」「自然との共生」の3つの視点で持続可能な社会の実現に貢献することを目指し、環境課題をはじめとする社会課題解決に取り組んでいきます。

DAIKEN地球環境ビジョン2050

市場別戦略

1 資源循環の推進

廃棄物の再資源化

大建工業グループでは、循環型社会の実現を目指し、製造工程で発生した不良品等を可能な限り製品原料として再利用し、製品材料として使えない場合でも、燃料としてサーマル利用するなど、廃棄物等の再資源化に取り組んでいます。前中期経営計画期間には、バイオマスボイラーの安定稼働によるサーマル利用の促進に加え、廃棄物のマテリアル利用率を高める取り組みを推進したことにより、最終埋立処分率を2018年度比で約2pt改善しました。新中期経営計画では、新たに国内外のグループ拠点で廃棄物の最終埋立処分量を2021年度比で15%削減する目標を設定し、さらなる再資源化率向上に取り組んでいきます。

注) 再資源化率=再資源化量÷廃棄物等発生量×100(%)
再資源化量=有価物量+マテリアル利用量+サーマル利用量

市場別戦略

2 気候変動の緩和

事業活動と連動した温室効果ガス排出削減の取り組み

大建工業グループでは、炭素を固定・貯蔵する機能を持つ木材をマテリアルとしてより長く有効に活用するという考えの下、製材端材や建築 廃材由来の木材チップを原材料として使用することで、事業活動と連動した温室効果ガス排出削減の取り組みを行っています。前中期経営計 画では、再生可能エネルギーの活用や生産性向上の効果もあり、CO2国内総排出量の削減目標の2013年度比26%削減に対して36%の削減 を達成することができました。また、新中期経営計画では、算定範囲を国内だけでなく海外拠点まで拡大し、2021年度比10%削減の目標を 掲げています。今後さらに中長期を見据え、2030年度の目標として、国内グループ拠点では日本政府が掲げる目標「2030年度に2013年度比 46%削減」を上回る52%の削減を、海外グループ拠点でも2021年度比25%の削減目標を設定し、「DAIKEN地球環境ビジョン2050」で 掲げるカーボンニュートラルの実現を目指していきます。

市場別戦略

3 自然との共生

ラワン材の使用ゼロに向けた取り組み

環境負荷の低減に加え、木材の安定調達や為替変動のリスクを低減することを目的に、当社で生産する床材の基材を天然ラワン材から植 林木やMDF、国産木材に切り替えを進めています。その結果、2014年度には約28%だったラワン材の使用比率を2021年度には約15%ま で削減しています。また、2022年度より、新たに2025年度に向けた目標として設定した2021年度比50%削減に向け、取り組みを開始して います。さらにその先も見据え、「DAIKEN地球環境ビジョン2050」で目指す姿として掲げる「2050年ラワン材使用ゼロ」に向け、さらなる 技術開発に取り組んでいきます。

市場別戦略

化学物質削減の取り組み

大建工業グループでは、中期ESG計画(2019~2021年度)で化学物質の適正管理・削減をテーマとして掲げ、最終年度にPRTR法対象物質の排出量を2018年度比で70%削減することを目標として設定しました。2021年度のPRTR法対象物質の排出量・移動量は、2018年度比で59%削減と、目標は未達となりましたが、塩化メチレンについては、2020年10月に製品の仕様変更の技術確立が完了し、グループの製造工程内での使用を全廃することができたことにより、大幅な削減につながりました。今後も他の対象物質の削減にも継続的に取り組み、グループ全体での環境負荷低減を推進していきます。

※ PRTR規則の報告対象物質が新たに特定されたため、排出量・移動量を過年度に遡って修正しています。

市場別戦略