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家具・食器・照明など自分自身のこだわりを貫きたい。 ~こだわりのDIYを貫く~ vol.02 2017.07.05 くらしの声 家具・食器・照明など自分自身のこだわりを貫きたい。
~こだわりのDIYを貫く~ vol.02

CHAPTER:02 こだわりのDIY

飾り棚とキッチンの質感に、なんだかキュンときます。多少雑然としていても美しく見えるように工夫されていますよね。

達也さん:ありがとうございます。壁や棚の奥行きや幅を、ある程度合わせることですっきり見せていますね。キッチンが隠す収納だとどうしても煩雑になるので、オープン収納にしました。その分、営業中にも綺麗に並べるようにして、自分たちの使い勝手がいいように心がけていますね。

  • 多少雑然としていても“美しく見える”

確かにフラットですね。目線が全部そろっています。

達也さん:飾り棚に関しては、部屋の構造に対して隙間ができないぴったりサイズに家具を作って、柱の間に「埋める」のがポイントです。

市販のものだと幅や高さが絶対に合わないですよね。サイズを調整できるDIYだからできることかと思います。作り終えると達成感がありますし、全部デザインするのも自分の楽しみの一つになりますよ。

いま飾り棚があるゾーンには、もともと据え付けの大きいクローゼットのような収納棚が壁一面にあって。当初はそれをそのまま使っていたのですが、あるとき、ビンテージの大きな金庫を手に入れて、収納の一角に埋め込むように設置して本棚にしました。それをきっかけに大中小、似たようなトーンのものを並べたらかわいいなと思いついて。丸一年かけてその金庫より大きな棚を2つ作りました。

すごいですね。これくらい大きい棚はお店を休業にして作られるのですか?

達也さん:作りかけを店内に置くわけにいかないので、空いた時間にちょこちょこパーツを作って、年末年始などのまとまった休みに一気に組み立てられるように工夫しましたね。突如現れた棚に、びっくりされるお客様も(笑)。まず、どんなデザインにするか、半年くらいはひたすら構想を練ったんです。この中くらいの棚だけでも二人で15回以上は直しましたね。

名都子さん:主人がPCでデザインしたものに、私が意見するような形で(笑)

達也さん:そうですね。納得してもらうために、黄金比とかを使いながら長さ・高さを調整して美しく仕上げたり、脚を加えてスッキリさせたり、かなり苦労してます。

DIYについてはだんだん腕があがりましたか?

名都子さん:主人を見ていて、DIYはすごく上手になったと思います。最初は「素人が頑張ったな」という温かさがあるモノが出来上がっていたのですが。上達して視点が変わるごとに、前に作ったものが気になって、どんどん直したくなるんでしょうね。

達也さん:作るごとにフィードバックを重ねましたが、そこで大事だったのは、「パッション」と「コンセプト」だったと思います。今はDIYをされている方がインターネット上に情報を残してくださっているので、やりたいことが決まっていたら、必要な技術や知識は調べたら結構わかるんですね。

名都子さん:逆に情報収集していて、「こんなモノ」が欲しいと強く思うこともあります。例えば、窓際のテーブルは古い足踏みミシンの脚を使っています。ミシン脚はそのまま天板をつけると、食事するには背が高すぎるんです。でも、ミシン脚を使いたい。もちろん使い心地良く…。そんな「パッション」と「コンセプト」を主人にぶつけました。

達也さん:さすがにインターネットにそんな情報はなかったので、高さを出さないよう、色々創意工夫して、何とか形にしました。物理的に高さに限界があるので、薄くて堅い「何か」で天板を吊るさないと…と考え、必要なパーツを自分で設計して、鉄工所の方に作成してもらったりして。相当苦労しましたね。

思想的ですね。その「パッション」=想いがお店の雰囲気をつくるんでしょうね。

達也さん:何を作るにせよ、目的ありきかなと。あくまでカフェに必要なモノを作っているわけなので(笑)。なので、その目的に、居心地が良いとかの想いが乗っかってくるのは、自然なことだと思います。

DIYを年々進めていくことで、変わったと実感されることって何ですか?

達也さん:最初は、お客様が「おしゃれだ!」と思って写真を撮ってくださる箇所が、僕たちがまだ満足していない部分だったりして(笑)。でも、いまでは、入った瞬間に「ホッとする」「全体の雰囲気が落ち着く」「住みたい」と言ってもらえることが増え、嬉しいですね。

成長・成熟したという感じでしょうかね。今の内装に点数をつけるとしたら何点ですか?

達也さん:85点ですね。作れば作るほど、私たちの審査基準も上がっていくので、常にそれくらいの点数ですね(笑)。

名都子さん:私も、そう思いますね。