畳をおしゃれに取り入れるための3つのポイントを紹介。
注意点やレイアウト例まで

最近、畳を取り入れたリビングに注目が集まっています。サラリとした感触が素足や肌に気持ちよい畳のスペース。ちょっと疲れたらゴロンと直接横になれる畳には、なんとも言えない心地良さがありますよね。畳は適度な柔らかさでほっとくつろげる空間を生み出してくれる、古くから愛されてきた日本の伝統的な建材です。テーブルと座布団をおけばリビングに、布団を敷けば寝室にもなる柔軟さ、さらに子どもの遊び・お昼寝、洗濯物を畳むスペースなど多用途に使えてしまう畳。自宅に畳部屋があるお宅では、おうち時間が長くなった現在、その便利さ・快適さを再確認した方も多いことでしょう。断熱性や防音性に優れているだけでなく、湿度を調整する効果もあり、空間を快適に整えてくれます。そんな畳をおしゃれに取り入れると、部屋に個性が生まれます。ただし、ポイントや注意点があるので、事前に準備が必要です。本記事では、畳をおしゃれに取り入れたい時のポイントと注意点を紹介していきます。DAIKEN製品を使ったレイアウト例にも触れていますので、ぜひ参考にしてみてください。
畳を取り入れる前に知っておきたい予備知識
畳をおしゃれに取り入れるためには色と種類についての知識を覚えておきましょう。うまく組み合わせることで、お部屋の雰囲気をがらりと変え、おしゃれな空間を創り上げることができます。特に洋室のリビングと畳は意外と相性が良く、床材と畳の色を組み合わせを工夫することでおしゃれな印象にしましょう。ただ、やっぱり畳は古臭い……といったイメージをお持ちの方もいると思います。が、実はそのイメージ自体が古いもので、最新の畳はデザイン・カラーバリエーションが豊富で、部屋をおしゃれに彩ることができるのです。そんな畳スペースは、近年若年層や外国の方にもその良さを見直されつつあります。ひと昔前と比べてデザインや色のバリエーションが増え、モダンインテリアとの親和性が高く、さまざまなスタイルのお部屋に取り入れやすくなったのも理由のひとつであると言えるでしょう。DAIKENでは、そんな「畳を使ったおしゃれな部屋にしてみたい」とお考えの方に、カラーバリエーション豊富で高機能な畳への張替えや、気軽に置けるラグマット感覚の畳をご提案しています。「そろそろ畳の張替え時期かも」とお考えの方や、自宅に畳スペースがないけど、「ごろ寝できるおしゃれな畳スペースがほしい!」という方はぜひチェックしてみてください。インテリアに合わせたカラーや縁の有無、織りなどを自分好みにセレクトできる畳は、和室だけでなくリビングや子供部屋にも、寛ぎと安心感、おしゃれな印象を演出してくれます。
色
緑、黒、灰色、白、ベージュ、紺、ピンク など |
畳の表面は「畳表(たたみおもて)」と呼ばれています。伝統的なイ草畳は緑のイメージが強いですが、最近では和紙やポリプロピレンなどの素材を用いることで、染色が容易になり、豊富なカラーを楽しめるようになってきました。
スタンダードな緑だけでなく、空間を引き締めるブラックや明るい雰囲気をもたらすピンクなど、お部屋に合ったものを選ぶことができます。和室に限らず、洋室の雰囲気にも合わせやすいので、「和モダン」な空間づくりにもおすすめです。
種類
畳は、素材・仕上げ・形状によって様々な種類に分けられます。素材は前述の通り、イ草のほかに和紙やポリプロピレンを使った畳が代表的です。
畳の仕上げは、畳縁(ヘリ)を付けるものと付けないものに分かれます。ヘリありは、伝統的な和室にぴったりです。ヘリなしは、全体がすっきりとまとまった印象になるため、洋室にもマッチします。ヘリの有無によって、お部屋の雰囲気がガラッと変わるのが面白いところです。
形状に関して、伝統的な畳は長方形ですが、最近は正方形のものも増えてきています。色を替えて交互に設置するなど、個性的な空間を創り上げることも可能です。
畳をおしゃれに取り入れるための3つのポイント
畳の色や種類にこだわっても、部屋の全体的な雰囲気とマッチしなければおしゃれに演出することはできません。DAIKENの畳は、豊富な色や縁のカラーバリエーションだけでなく、高い機能性も大きな魅力です。そこで、畳をおしゃれに取り入れるためのポイントを3つ紹介します。ポイントを押さえてシミュレーションすることで、お部屋の雰囲気を壊さずにおしゃれな空間を実現できるので、参考にしてみてください。
空間とのバランスを考慮する
空間に合ったテイストの畳をピックアップして、バランスを考えていきます。畳は和モダンな雰囲気を創り上げるだけでなく、実は「ナチュラル」「北欧風」など様々な雰囲気に合わせることが可能です。創り上げたい空間のテーマを明確にした上で、導入する畳の色や種類を選択してみてください。ただし、床材や家具の色合いから畳のカラーが浮かないように、気を付けましょう。
敷き方を工夫する
空間に合わせて、畳の敷き方を工夫します。畳を同じ方向に敷く方法もあれば、縦横交互に敷く「市松敷き」などがあります。さらに、フローリングの上に部分的に畳を敷く「部分敷き」もおすすめです。伝統的な和室の場合は、畳の合わせ目が十字にならないようにする決まりがありますが、洋室やちょっとしたスペースに敷く場合はルールにこだわる必要はありません。何度もシミュレーションして、最適な敷き方を検討しましょう。
洋と和を調和させる
畳の色や種類によって、和が際立つものがあります。反対に、洋とうまく調和するものもあるので、空間に合わせて選ぶようにしましょう。はっきりと和を主張したいなら、伝統的な緑やベージュといったカラーがおすすめ。洋とうまく調和させたいなら、思い切って黒やピンクといった色を選ぶと、お部屋の雰囲気がガラッと変わります。ラグやカーペットを選ぶような感覚で選んでみましょう。グレーやブラウンなどの色を選ぶと上質で落ち着いたおしゃれなインテリア空間を作り出すことができるでしょう。
畳を取り入れる際の注意点
畳を取り入れる際には、注意点があります。特に気を付けたい2つのポイントを紹介するので、参考にしてみてください。
畳を置く理由を明確にする
和室に畳を敷くのは当然ですが、洋室に敷く場合は置く理由や目的を明確にしましょう。例えば、「リビングの一角に畳を敷いて本を読むスペースを設ける」と決めたら、畳は正方形4枚で色はグレーやベージュなどの落ち着いた色、というように明確にシミュレーションできます。反対になんとなく畳を敷こうとすると、枚数や色、種類などが曖昧になって、お部屋の雰囲気を損なう原因になりかねません。畳を敷いてどう使いたいのか、もう一度考えてみましょう。
湿気や直射日光が当たらない場所に敷く
畳を敷く場合は、設置環境にも配慮する必要があります。特に、イ草は湿気や直射日光によってダメージを受けやすい素材で紫外線に当たることで日焼けして、劣化してしまう性質があります。日焼けすると、色褪せて見た目も悪くなります。また。湿気はカビの温床となり、直射日光は変色の原因になります。畳をいつまでも清潔で美しく保ちたいなら、高温多湿の場所は避けた方が無難です。どうしても間取りの関係で避けられない場合は、湿気や変色に強い和紙やポリプロピレンなど別の素材の畳を選ぶことをおすすめします。
畳を使ったおしゃれレイアウト例

ダイニングと併設される小上がりスペース。畳は、DAIKEN「ここち和座 清流」の灰桜色を取り入れています。部屋全体のシックな雰囲気とインテリアがマッチするカラー選択で、統一感のある和モダンな空間を演出しています。
畳は灰桜色一色しか使用していないものの、折り目を縦横交互に配置することで、市松柄のように見せています。他のDAIKEN製品を使ったレイアウト例は下記にて紹介しているので、合わせてご覧ください。
おしゃれにレイアウトできるDAIKENのおすすめ畳建材
部屋をおしゃれにするDAIKENの畳建材を3つ紹介します。DAIKENの畳おもては、機械すき和紙※に樹脂コーティングを施した独自素材を使用しており、従来のイ草に比べてカビの発生やダニの増殖を抑え、抗菌性もあり、見た目だけでなくお手入れのしやすさなど機能性にもこだわっている点が特長です。導入後は、おしゃれで快適なお部屋を演出します。
※機械すき和紙を使用しています。コウゾ・ミツマタ等を使用した手すき和紙ではありません。
畳でおしゃれな空間を創るならDAIKENにお任せ
畳を使っておしゃれな部屋を創るには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。畳のデザインだけにこだわると、空間から浮いてしまい統一感のない部屋になってしまうかもしれません。
和洋を共存させたお部屋を創るなら、DAIKENのバリエーション豊富な畳建材がおすすめ。お手入れが簡単な和紙畳なので、おしゃれなだけでなく実用的です。インテリアに合った自分だけの和空間を楽しみながら作ることができます。スタイリッシュにアップデートされた和空間では、疲れた体も心も「ごろ寝」で気持ちよくリフレッシュ! おうち時間をますます充実させてくれるのではないでしょうか。畳を検討している方はぜひお問い合わせください。
※ここに掲載されている情報は2023年8月17日時点のものであり、ご覧いただいている日と情報が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。