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2016-11-21 【鳥取県日南町「木材総合カスケード利用」事業化検討について基本合意】

鳥取県日南町「木材総合カスケード利用」事業化検討について基本合意
〜地域の木材資源の可能性を最大限に引き出す新たな取り組みで林業再生にも貢献〜
大建工業株式会社(大阪市北区堂島、社長:億田正則)は、鳥取県日野郡日南町(以下、日南町、町長:増原聡)、日南町森林組合(日南町、組合長:平田広志)、株式会社オロチ(日南町、社長:森英樹)と共同で、日南町における「木材総合カスケード利用※」に関して、具体的な事業化に向けた検討を進めることについて、基本合意に達しましたので、お知らせいたします。


※木材総合カスケード利用とは
木材を建材等の資材として利用した後、ボードや紙等の利用を経て、最終段階では燃料として利用すること。森林の維持管理から木材を伐採・搬出し、製材品、集成材、合板等として活用することはもちろんのこと、端材や間伐材をチップとして繊維板や燃料などにも利用することで、木材という貴重な資源を総合的に無駄なく、効率的に、余すことなく利用することをいいます。

写真左より、増原聡日南町長、平田広志日南町森林組合長、
平井伸治鳥取県知事、吉田和雅大建工業執行役員、森英樹オロチ社長

■背景及び経緯
日南町は、中国山地の中央に位置し、町の面積に占める森林の割合が90%、森林面積3万f(人工林は約2万f)を有する森林資源が豊富な地域です。日南町では、これらの森林資源を生かした林業を町の基幹産業の一つと位置付け、「日野川の森林木材団地」を中心に各種製材品をはじめ、LVLや木材チップ製造事業など木材加工業にも積極的に取り組んでいます。
一方で、過疎化、高齢化の進行が深刻で、林業就業者の高齢化も進んでいるため、豊富な森林資源を将来にわたって維持管理・活用していくことが難しい状況に直面しています。

当社は、1945年に木材加工を祖業として創立した歴史をもち、主力工場の一つである岡山工場では、1958年より、製材端材などの木質チップを有効活用した製品「インシュレーションボード」を製造するなど、木質資源を有効活用する事業を運営しています。
また、同じく主力事業として手掛ける木質の床材、ドアなどの内装建材において、国策として利用促進が求められている国産材活用を進めるため、国産材の弱点を克服し、良さを引き出した製品シリーズを投入するなど、積極的な活用に取り組んでまいりました。
さらに、昨年70周年を機に10年後の80周年を見据えて策定した長期ビジョン「GP(グロウプラン)25」において、「限りある資源の有効活用を通じてサステイナブルな社会の実現に貢献する」を存在意義・志の一つとして再定義。2016年度からは、長期ビジョンを実現するための第一ステップとなる中期経営計画「GP25 1st Stage」がスタートしています。
本中期経営計画の基本方針として、改めて「国産材活用の積極推進」を、重点施策として「木材の総合利用」を掲げ、特にFIT導入後のバイオマス発電増加などの影響により、木材チップの安定確保の重要性がこれまで以上に高まるなか、岡山工場近隣エリアで、パートナーとの協業を含めた具体的な取り組みについて、様々なかたちで検討を進めてまいりました。
このような状況の中、岡山近隣エリアで森林資源が豊富な日南町、日南町森林組合、株式会社オロチと協議を重ね、今般、日南町で木材総合カスケード利用の事業化について検討を進めていくことで、
4者の基本的な考え方や、目指すべき方向性が一致したため、今回の基本合意にいたりました。


■今後の展開について
今回の基本合意を受け、当社ならびに日南町、日南町森林組合、株式会社オロチの4者による『日南町「木材総合カスケード利用」検討プロジェクト』(仮称)立ち上げ、日南町が保有する森林資源の可能性を最大限に引き出すための最適な活用のあり方を協議し、具体的な事業化に向けた検討を進めてまいります。


■「日南町 木材総合カスケード利用」事業化検討のイメージ図
<想定されるカスケードの内容>


■参考情報
日南町所在地:鳥取県日野郡日南町霞800(日南町役場)
面積:340.96km2
人口:約4,700人
森林面積:約3万f(うち人工林約2万f)
FSC認証林:約2万f
森林率:90%、農地率5%
町長:増原 聡

日南町森林組合所在地:鳥取県日野郡日南町生山423-2
代表:平田 広志(代表理事組合長)
管轄の面積:28,920f(うち人工林18,061f)
職員数:15名
株式会社オロチ所在地:鳥取県日野郡日南町下石見1829-103
事業内容:LVL製造・販売
設立:2006年1月12日(工場操業:2008年4月)
社長:森 英樹
資本金:94百万円
従業員数:約60名

大建工業株式会社本社所在地:大阪市北区堂島1-6-20
事業内容:繊維板、各種建材の製造・加工及び販売
設立:1945年9月26日
社長:億田 正則
資本金:13,150百万円
従業員数:3,060名(連結)

大建工業株式会社
岡山工場
所在地:岡山市南区海岸通り2-5-8
事業内容:木質繊維板(インシュレーションボード)
鉱物質繊維板(ダイロートン)
火山性ガラス質複層板(ダイライト)
畳おもて(機械すき和紙畳) の製造
従業員数:約400名
敷地面積:約253,000u



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